松坂桃李(36)主演の日曜劇場『御上先生』(TBS系/毎週よる9時)の第4話が、2月9日に放送される。2日放送の第3話は、平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)が11.3%と2桁キープの堅調。視聴者から好評の声が上がる一方で、戸惑いの声も出てきている。
同ドラマは、文科省のエリート官僚・御上孝(みかみたかし/松坂)が、私立・隣徳学院3年2組の担任教師に出向し、令和の18歳を導きながら権力に立ち向かっていく物語。高校を舞台に、権力争いや国の思惑、 大人社会の要素を入れ込んだオリジナルストーリーとうたっているが、バランスにほころびが見え始めた。
第3話は、御上は国家公務員採用総合職一次試験の会場で起きた、刺殺事件の犯人・真山弓弦(堀田真由/26)に面会。弓弦が自作の爆弾で自爆テロを試みたが起動せず、作戦を変更して受験生・渋谷友介(沢村玲/28)を刺し殺したと、事件の経緯を明かす。そして、事件が社会に1ミリも影響を及ぼしていないと弓弦に告げた。
一方、神崎(奥平大兼/21)は自分が書いた記事の真実を知るため、元教師・冴島(常盤貴子/52)を待ち伏せし、彼女のアパートで話を聞くことに。そのころ、面会を終えた御上が学校に行くと、学年主任・溝端(迫田孝也/47)から、神崎が古代理事長(北村一輝/55)に抗議をしたことを告げられ……という展開。
視聴者のX上の反響は、《生徒に答えを与えるんじゃなく、自分で考え、その先の道を切り拓く事を教えようとするのがとてもわかる》《まだ全容は見えてこないが、日本の教育行政を揺るがしかねない、巨大なスキャンダルが根幹に潜んでいる模様》など、御上と生徒たちへの称賛や、これから先の展開を考察する声が。