赤楚衛二(30)主演の連続ドラマ『相続探偵』(日本テレビ系/土曜午後9時)の第4話が、2月15日に放送される。初回放送の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)が7.3%、第2話が6.1%と好調。「繊細な感情を丁寧に描いている」などと話題になった、同枠前期の『放課後カルテ』(主演・松下洸平/37)の全話平均5.9%を超える可能性もある。

 同ドラマは、原作・西荻弓絵氏、漫画・幾田羊氏による同名コミック(講談社)の実写化。元弁護士でワケありの経歴を持つ遺産相続専門探偵・灰江七生(はいえ・なお/赤楚)が、相続にまつわる難解な事件を解き明かし、故人と遺された人々の絆を見つめ直す、痛快ヒューマンミステリー。

 赤楚は23年7月期の『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)の全話平均視聴率が5.0%、24年4月期『Re:リベンジー欲望の果てにー』(フジテレビ系)が4.6%と、主演連ドラが立て続けに惨敗していた。しかし、本作で“数字を持っていない”俳優を脱却できそうだ。

 第3話では、ある日、灰江は、コーヒー仲間で将棋道具店の店主・加藤香車(でんでん/75)から、希少なコーヒー豆が手に入ったという連絡を受け、朝永秀樹(矢本悠馬/34)と香車の家を訪れた。香車は猫のまり坊と一人一匹暮らしで、物忘れが多くなったものの、「カッカッカ!」という豪快な高笑いは健在だ。

 ところがその3日後、香車が突然、虚血性心疾患で亡くなる。香車の遺産は一人息子・金斗(和田聰宏/47)がすべて相続すると思われたが、香車が残した遺言書は「敷地、建物、預貯金など、すべての財産をマリーアントワネット様に遺贈します」という不可解なものだった。親族たちは本気で取り合わないが……という展開。