■「Sスーパーカーオークション」の落札価格総額は3億円超

 クルマ情報サイトを見てみると、日産の「シルビア(S13型)」は、エレガントなクーペスタイルと優れた走行性能で、今も多くのファンを魅了。中古車市場では、状態の良い個体が160万円から250万円程度で取引されています。

 ホンダの「ビート」は、軽自動車ながら高級スポーツカー顔負けの走行性能を持つオープンカーで、中古車市場では、40万円から330万円程度で取引されており、その希少性から価格が高騰中。トヨタの「スープラ(80系)」はマッチョなアメリカンスタイルが特徴のスポーツカーで、中古車市場での取引価格は330万円から1180万円程度。特にターボエンジンを搭載したモデルは高値で取引されているようです。

 この流れを反映してか、日本発信型の本格派オークションハウスとして活動するBINGOが1月10日に「Sスーパーカーオークション」を開催。第一次スーパーカーブーム時代に人気を博したフェラーリ 512 BB」や「BMW M1」など、美しさと機能性を兼ね備えた希少なコレクタブルカーが22台出品され、落札価格の合計は3億円超えとなったそう。

 しかし、これらの車を購入する際には注意も必要です。特にスポーツモデルは過酷な使用環境にさらされている場合が多く、購入前に専門家による徹底的なチェックが求められます。また、部品の供給状況やメンテナンス体制も確認しておくことが重要です。

 ヴィンテージカーの所有は、単なる移動手段を超えた趣味やライフスタイルの一部となり、中高年男性にとっては若かりし頃の憧れを現実のものとし、日常生活に彩りを加える素晴らしい選択肢です。適切な情報収集と準備を行い、自分だけの名車を手に入れてみてはいかがでしょうか。

トレンド現象ウォッチャー・戸田蒼
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。