大荒れのテレビ界。午後のワイドショーの視聴率争いにも“異変”が生じている――。

 民放キー局関係者が言う。

「午後のワイドショーといえば、宮根誠司さん(61)がMCを務める『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)が視聴率トップを独走してきた印象が強いと思いますが、最近は石井亮次さん(47)MCのライバル番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(CBCテレビ・TBS系)の突き上げを食らっていて、数字でも並ばれる日、逆転される日が増えています」

 CBCテレビは1月6日、『ゴゴスマ』が2024年(1~12月)の年間平均視聴率・関東地区で、初の同時間帯トップを獲得したと発表した。平均視聴率は個人全体2.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、世帯4.8%だった。これはNHKを含む同時間帯の年間視聴率トップとなり、関東で放送開始10年目での快挙となった。

 1週間前の2月7日も、『ミヤネ屋』の世帯視聴率は4.0%、個人視聴率は1.9%だったが、『ゴゴスマ』は世帯4.4%、個人2.2%と『ミヤネ屋』を上回った。

「こういった日が増えて、ついに24年は関東地区で『ゴゴスマ』が同時間帯トップになったと。最近の4~5%という視聴率からもうかがえますが、『ミヤネ屋』は如実に数字を落としています。約10年前、芸能のスキャンダルなどをゴリゴリやっていた時期は、世帯視聴率が10%を超えていましたからね。それが、今や半分以下。

 一方、『ゴゴスマ』は石井さんの好感度の高さ、全国的な認知度も年々高まり、番組自体が市民権を得て、ついには『ミヤネ屋』を凌駕するほどになったんでしょう。2013年4月、番組開始時の『ゴゴスマ』は世帯1%以下の日もあり、“ライバルはNHK Eテレ”とも言われたほど。それがついに、かつて10%超えでトップを独走していた『ミヤネ屋』を上回ったわけですからね。

 CBCテレビは名古屋の放送局で、『ゴゴスマ』も名古屋からの生放送。石井さんもCBCテレビの局アナでしたし、これまでも東海地方では『ゴゴスマ』が『ミヤネ屋』を圧倒していました。一方で『ミヤネ屋』は読売テレビ制作で大阪からの放送なので、現状は『ミヤネ屋』のほうが大阪での視聴率はいい。ただ、大阪でも『ゴゴスマ』が『ミヤネ屋』に迫る勢いだといいますね」(前同)