国民的タレント・中居正広(52)の女性トラブル騒動と、騒動へのフジテレビ社員の関与疑惑(フジテレビは否定)が報じられてから2か月弱。同局の対応を巡って80社近くのスポンサー企業が同局から撤退する事態に発展しているが、これが他局の意外な番組にも影響を与えているという。民放キー局関係者は言う。

「年が明けてから3月くらいまでは企業が春商戦に向けてテレビCMを多くうっていきたい時期とされています。しかし、騒動の影響で多くの企業がフジテレビにはCMを流せなくなっている。そうなると、フジに出す分だったものを、日本テレビ、TBSそしてテレビ朝日に出したい、となるんです」

 今の時期は新生活に向けての新商品が出る時期であり、また各企業が年度の広告予算を使い切ろうとするタイミングでもある。CM出稿数が多い時期のため、通年この時期はフジテレビを含めて各局のCM枠がパンパンに埋まると言われている。

「ただ、フジにCMを出せない企業が、代わりに他局に出したい、となっても他の局もいっぱいなので、対応としては“できるかぎりで”ということになります。それでも、フジテレビ以外の局には、通年よりも広告収入が増える状況にあるんです。

 そして、こうした状況下で注目されているのが、テレビ朝日で毎週日曜日夜に放送されている、フリーアナウンサー・有働由美子さん(55)の冠番組『有働Times』(毎週日曜日よる8時56分)なんです」(前同)

 情報・報道番組『有働Times』は、2024年10月6日にスタートした「究極のエンターテインメントを目指す、まったく新しい創造的なニュース・情報番組」がコンセプトの番組。

 NHKアナウンサーとして数々の番組を担当してきた有働は、NHK退局後の18年10月から24年3月末まで5年半にわたり、日本テレビの夜のニュース番組『news zero』のメインキャスターを務めていたことで知られるが、そんな彼女にとって『zero』卒業後の大仕事ということで、『有働Times』は注目されていた。