吉本興業に所属する芸人10人近くがオンラインカジノで賭博をした疑いで警視庁から任意で事情聴取を受けていたことが明らかになり、世間に大きな衝撃が走っている。
かねてより、お笑いコンビ・ダイタクの吉本大(40)と9番街レトロ・なかむら★しゅん(31)が事情聴取を受けており、事実関係が確定するまで活動を自粛すると発表されていた。
さらに、昨年史上初の『M-1グランプリ』2連覇を果たした令和ロマン・高比良くるま(30)と、同じく『M-1』チャンピオンのとろサーモン・久保田かずのぶ(45)も関与があったと毎日新聞などが報じた。
くるまは2月15日、自身のYouTubeチャンネルでオンラインカジノで遊んだことがあると認め謝罪。事情聴取を受けたことも明かしたうえで「2019年末、大学時代の知人から誘いを受けまして、“海外の口座から送金して、それでオンラインカジノをやっているのは違法ではない”と説明を受けまして」「当時、インターネット上でそういったサイトの広告はあったというのもありまして、こちらとしても違法ではないという認識でした」と説明。
時期については「2020年末ほどまで1年ほど続いておりました」と最後にオンラインカジノに触れたのは約4年前だとした。
久保田は2月18日に自身のXを更新。《この度、困惑されてる関係者様や心配されてる応援者様申し訳ございません》と謝罪し、《現在の状況など金曜日のラジオで一言喋らせてもらいたいと思います》と、21日放送のラジオ番組『とろサーモン久保田の冠ラジオ枠買ってもらった』(渋谷クロスFM)で説明すると報告した。
「一連の騒動を受け、くるまさんと久保田さんが出演する番組は差し替えに。令和ロマンがコンビで出演していた東京ガスのCMも同社公式サイト内で非公開に。さらに17日には『ルミネtheよしもと』から令和ロマンの公演を23日から3月29日まで休演することも発表されました。
ただ、令和ロマンのくるまさんがオンラインカジノに最後に触れたのは4年以上前。法律の観点で見ると、くるまさんの場合は時効が成立していると言えそうですが……」(夕刊紙記者)
2月17日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に出演した元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)は、くるまについて「本当にその期間なのかどうなのかっていうところを捜査機関側が調べると思うんですけども、高比良さんが言われている期間であれば時効ですから、本来だったら起訴もないですし」と説明。
さらに、「許可されていないオンラインカジノは今の日本の国では違法ですからやってはいけない」と強調したうえで、「ただ、高比良さんの件については仕事を辞めさせるとか、降板させるとか、CMがなくなるっていうのは、僕はこれはやりすぎだと思いますよ」と指摘した。
お笑いコンビ・オズワルドは2月18日にYouTubeチャンネルを更新。畠中悠(37)がこの問題に触れ、「ルール上、日本の法律でダメだから罰金は取られるわけ。それ払ったら、それでよくない? 違法駐車と同じだと思う」と持論を展開すると、相方の伊藤俊介(35)は「かなり危険な発言……もう怖いよ」とツッコミを入れていた。