松坂桃李(36)主演の日曜劇場『御上先生』(TBS系/毎週午後9時)の第6話が、2月23日に放送される。初回の平均世帯視聴率(すべてビデオリサーチ調べ/関東地区)が12.2%と、同枠の大ヒット作『VIVANT』の初回11.5%を超える好調発進だったが、その後は足踏みが続いている。
同ドラマは、東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(みかみたかし/松坂)が、新たに設けられた官僚派遣制度によって私立高校の3年の担任教師に左遷され、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく大逆転教育再生ストーリー。“新たな学園ドラマ”をうたっているが、いまだ全容がよく見えていない。
16日放送の第5話は、神崎(奥平大兼/21)は御上とともに、ついに真山弓弦(堀田真由/26)と面会する。神崎が、なぜ弓弦の母・冴島悠子(常盤貴子/52)の不倫をリークした自分を殺さなかったのかと問うと、弓弦は神崎の新聞のことを知らなかったと言う。すると神崎は、事件の被害者・渋谷友介の母・加奈の手紙を読み上げる。
一方、3年2組では、冬木(山下幸輝/23)と宮澤(豊田裕大/25)らが、高校生ビジネスプロジェクトコンクールに参加すべく動く。ここにも大人社会の権力の構図が影響しており、生徒たちは忖度をもぶち破るプレゼンを目指して議論を深めていこうとする。しかし、冬木と宮澤の意見は根本から対立していて……という展開。
視聴者のX上の反響は、《昭和の金八先生、平成のごくせんと続いてきた、熱血先生が生徒を変えていくというトレンドが、令和のツンデレ御上先生の登場で生徒達が自分で考え行動する、正に探究学習のようなスタイルに変わった。背景やストーリーもしっかり計算されてて、伏線回収まで目が離せない》など、御上と生徒たちへの称賛の声が。