唐沢寿明(61)主演の連続ドラマ『プライベートバンカー』(テレビ朝日系/木曜よる9時)の第8話が、2月27日に放送される。20日放送の第7話の平均世帯視聴率は6.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、中だるみしがちな中盤でも好調を維持している。

 同ドラマは、富裕層の資産形成や事業継承などを支援するプライベートバンカー・庵野甲一(唐沢)が、圧倒的な金融知識と人脈を武器に、相続争い、愛人問題、裏金疑惑など、“金”にまつわる問題に切り込む痛快マネーサスペンス。物語の中盤は視聴率が落ちるものだが、世帯だけでなく個人も3.8%と堅調。その秘訣とは――。

 第7話は、天宮寺アイナグループ社長・天宮寺丈洋(橋爪功/83)が倒れ、一命はとりとめたものの、長女・天宮寺沙織(土屋アンナ/40)たち兄弟は、父の跡を誰が継ぐのか気がかりで落ち着かない。そんな中、庵野とともに現れた丈洋の妻で副社長・天宮寺美琴(夏木マリ/72)が、自分が継ぐと宣言する。

 後日、代表取締役会が行われ、沙織が突然、グループが営む飲食店「ハナウマハンバーグ」の業績低下を理由に美琴の解任を要求。沙織は、大学時代の友人でアメリカ帰りの実力派プライベートバンカー・岡田大輔(ウエンツ瑛士/39)と組み、クーデターを起こしたのだった。解任は決定するが、美琴はなぜか笑みを浮かべ……という展開。

 視聴者のX上の反響は《痛快なコメディタッチだけど、特定の人への利益導入スキームは怖いほどリアル》《マネーゲームのあれこれを題材に、毎回すっきりトラブル解決を楽しめる、ちょっと水戸黄門みたいなドラマ。リアルの生活がしんどい時、こういうのはありがたい。シリーズ化希望》などと、ドラマ世界を楽しんでいる声が多い。