日曜よる9時台、日本テレビでは23年続いたバラエティ番組『行列のできる相談所』が3月をもって終了し、4月からSixTONESの冠バラエティ番組『Golden SixTONES』が始まる。同番組は昨年9月と今年元日に放送された特番『Game of SixTONES』のレギュラー版であり、新作ゲームを出演者が楽しみ、そこにトークも加わるバラエティになるという。

「『Golden SixTONES』は、グループにとって初の冠レギュラー番組。時間帯も日曜のゴールデン帯ということで楽しみにしているファンは多いでしょうが、“日曜よる9時から”というところに複雑な心境のファンも少なくありません。

 それというのも、同時間帯にグループの番組が始まるということは、裏番組であるTBS『日曜劇場』にSixTONESのメンバーが出演できなくなる、ということですからね」(女性誌編集者)

 SixTONESメンバーは俳優としても活躍していて、最近では特に松村北斗(29)が頭一つ抜けた活躍をしている。松村が2番手を張った松本若菜(40)主演の『西園寺さんは家事をしない』(TBS系/24年7月期)や松たか子(47)主演の映画『ファーストキス 1ST KISS』(2月7日公開)などヒット作、話題作が続いているのだ。

 松村の作品を追っている映画ライターは言う。

「映画『ファーストキス』は、結婚15年目に夫が事故死した45歳の女性・硯(すずり)カンナ(松)が、夫・駈(かける、松村)と出会う直前、彼が29歳の頃にタイムトラベルして――という物語です。

 松村さんは40代の姿も違和感なく演じ分けていたほか、タイムトラベル時、15歳以上年上のカンナに惹かれていく姿はまさに胸キュン。詳細は伏せますが、終盤に“手紙”を読み上げる場面では、夫・駈としか思えない素晴らしい演技を見せてくれた。私が訪れた際、映画館は満席でしたが、至る所からすすり泣く声が聞こえてきましたね。同作は商業面も好調で、2月21日に興行収入10億円突破したと発表されています」

 松村は、2月20日の『2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テン』でも、上白石萌音(27)とのW主演映画『夜明けのすべて』(24年2月9日公開)で主演男優賞を獲得している。

「『夜明けのすべて』で松村さんが演じたのは、パニック障害を抱える青年・山添くん。彼が重度のPMS(月経前症候群)を持つ女性・美紗(上白石)と、恋愛でも友情でもない、独特の距離感でお互いを助け合うようになっていく、心温まる作品です。上白石さんとの相性の良さも素晴らしかったですね。松村さんは等身大の若者らしさ、多くの人が共感できる生きづらさなどを絶妙に表現していました」(前同)