■テレビ朝日“報道の顔”に有働由美子が参入

 有働は2024年3月をもって6年間MCを務めていた日本テレビ系の夜の報道番組『news zero』を卒業。同年10月からはテレビ朝日で、『サンデーステーション』に代わって冠番組『有働Times』がスタートした。

「24年10月の衆議院選挙投開票日にテレ朝で放送された選挙特番は『報ステ』を軸にした『選挙ステーション2024』と、それを受けて有働さんが独自の解説や見解を語った『有働Times』でした。これまでは高島さんもテレ朝の報道の顔でしたが、ここに有働さんも参入してきてさらに大役を務め上げたわけです。

 そもそも、『有働Times』は“テレ朝のドン”とも称される早河洋会長(81)の肝いり番組で、早河会長が長年にわたって有働さんにラブコールを送ってようやく実現した番組でもある。つまり早河会長は、ただでさえ幅広い人気と影響力を持つ有働さんに肩入れしているとも言えるわけです。『有働Times』には大きな予算が割かれているとも聞こえてきますし、今後、テレ朝での有働さんの存在感はますます増しそう。

 その分、同局での高島さんの影響力は低下していきそうな感じもしますが……ただ、彼女は2児の母ですし、夫は大人気のゆずの北川悠仁さん(48)。雑誌に連載も持っていますし、CMにも出演している。24年6月には冠番組『高島彩ゴルフはじめました。』(BSフジ)もスタートしていて、担当のバラエティ番組『ワールド極限ミステリー』が終わり、テレ朝での存在感が落ちても、そう問題はないのかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)

 そんな高島の実力は多くの芸能人が認めている。

 21年7月放送の『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)に出演した元フジテレビアナウンサーの中村仁美(45)は「すごいと思ったアナウンサー」として高島の名前を挙げ、「一緒にお仕事すると空気の読み方、瞬時の判断が努力しても私は絶対追いつけないなっていう。別次元にいる」と絶賛し、同じく元フジテレビアナウンサーの大島由香里(41)も「別格」と同意していた。

 さらにMCのダウンタウン浜田雅功(61)も「僕も思います」と話題に入り、高島と初めて仕事をしたのはトリノ五輪の現地スタジオだったと振り返り、「(台本が)結構長いの、選手がどんどん来るから。俺は適当にやっときゃいいかと思って。来た選手にバーッてしゃべってたら、(高島が)すごいタイミングでスパーン、スパーンと入ってくるのよ。これすごいなと思って」と評価していた。

千原ジュニアさん(50)も高島さんのことを“天才”と称しているといいますよね。高島さんのアナウンサーとしての腕前は一流で、今後も仕事がなくなることはないでしょうが、今は、激震走る古巣・フジテレビのことを思い、心が揺れることもあるのかもしれませんね」(前同)

 局アナ時代、フリー転身後も順風満帆に仕事を続けてきた“アヤパン”こと高島。“天才”アナウンサーは多少の逆風も跳ね返してしまうのかも。