日々、流行の最前線を研究するトレンド現象ウォッチャーの戸田蒼氏が、シニア世代を徹底分析。老後暮らしを年金だけに頼れない今、シニア世代が持つべきものは国家資格だった!
老後の生活を豊かにするためには、定年後も収入を得られる手段を確保することが重要です。そのために役立つのが国家資格。50代からでも取れる資格はたくさんあり、現役世代のうちから勉強しておくことで、新たな仕事に挑戦したり、専門的な知識を活かして副業をしたりすることが可能になります。
今回は、定年後に役立つ国家資格4つをご紹介。
まずは「介護福祉士」。高齢化社会が進む中で、介護業界の需要は今後も増えていくと考えられ、職には困らなさそう。介護の仕事自体は資格がなくてもできますが、資格があれば、直接身体に触れることができ、一人での訪問介護など業務範囲が広がり、給料面でも有利になります。
資格を取得するには実務経験を3年以上積むなど高いハードルもありますが、その代わり、合格率はおよそ70%と比較的高め。現場での経験がある人は、合格しやすい試験だと言えます。
続いておすすめなのが「マンション管理士」。マンションの管理組合や住民のサポートを行い、適切な管理運営を助言する専門職です。マンションの老朽化やトラブルの増加に伴い、需要が高まっています。特に50代以上の方にとっては、豊富な社会経験を活かしやすい仕事であり、管理組合との円滑なコミュニケーションを図る能力が求められます。管理会社やコンサルタント業務での活用が期待され、安定した収入を得られる可能性も。試験の難易度は高いものの、テキストを買って独学で勉強すれば、 それほど費用はかかりません。