一人暮らしの寂しさを癒してくれるペット。だが、ペットを飼いたくても、犬や猫だと長期間、家を空けることもできず、面倒を見るのも大変。
そんな人にオススメなのが“金魚”だ。
「家を1週間くらい空けても金魚なら全然、元気です。散歩の必要もありません。しかも金魚飼育はハマるとかなりの“沼”なんですよ!」
こう話すのは、タレントの照英さん。現在、自宅で1000匹もの金魚を飼育している相当な金魚愛好家でもある。
だが、子供の頃に金魚すくいの金魚を持って帰ったらすぐに死んでしまったという苦い経験をお持ちの人も多いだろう。金魚を育てるのって、本当にそんなに簡単なのだろうか?
「原因はだいたいの場合が水ですね。よく“金魚作りは水作り”って言われるんですが、そのくらい水が大切なんです。金魚は水道水に含まれるカルキで死んでしまいますから」(照英さん=以下同)
では、その“水”を作るにはどうすればいいのか?
「一番簡単なのは、水道水をバケツに入れ太陽光に当てる。そうすれば半日くらいでカルキが抜けていきます。室内の汲み置きなら3日ですね。ただ、準備ができていなかった場合は、カルキ抜きの薬品を水道水に混ぜれば、わりとすぐにカルキが抜けます」
カルキ抜きの薬品は、ホームセンターにて500円前後で購入可能。日光に当てるだけなら0円と財布にも優しい。
また、水槽も大きさにはそれほどこだわる必要もなさそうだ。
「実は、金魚は水槽の大きさに合わせて成長を調整できる生き物なんです。10リットルの水槽に対して目安は3~5匹でしょうか。ただ、その反動で背骨が曲がってしまうことがあるので、理想をいえば広めの環境なんですけど」
水槽の中には“エアー”と呼ばれる酸素を供給するポンプを入れる。こちらも、100円ショップなどで購入可能だ(価格は700円程度)。
「僕も、屋外で冬眠中の金魚にエアーを念のために入れています。水の循環にもなりますから」