■局アナ以上に厳しいフリーアナ不遇の時代
そんななか、タレントとして人気を博している元局アナもいる。元テレビ東京アナウンサーの森香澄(29)は、バラエティ番組を中心に引く手あまただ。
「森さんは自己プロデュース能力が高くて大活躍していますが……ただ、そうした人は一握りですよね。その他のフリーアナはなかなか仕事に恵まれない状況にあります。
結果、今回話題になった宮崎さんのように局アナ時代だったら絶対にSNSに投稿しないであろう水着姿やすっぴん写真などをインスタに上げたりして、プライベートを“切り売り”することに……。そうした投稿はSNSで話題になり、仕事につながる可能性もありますからね」(前出の制作会社関係者)
2024年12月の『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)に出演した元フジテレビアナウンサーの大島由香里(41)は「スッポンポン以外はNGなし」と豪語し、バスタオル姿での入浴ロケを快諾。さらに大島は「たぶんこのロケで“大島って風呂もありなんだな”と思ってくれる人がいる気がするので、きわどすぎないお風呂のお仕事をお待ちしています」とアピールしていた。
「元TBSアナウンサーの山本里菜さん(30)も24年12月にインスタを更新して、サウナを満喫する水着姿を披露しましたが、そういったことをしていかないとフリーアナはなかなか話題にならないんでしょうね」(前同)
元NHKアナウンサーの神田愛花(44)は23年5月放送、レギュラー出演する『ぽかぽか』(フジテレビ系)で、「“アナウンサーがMCやってないで、なんでアナウンサーって言ってるんだろう”って。NHKのときには思っていたんですけど。辞めてみてわかりました。仕事ない!」と断言して共演者の笑いを誘っていた。
「24年夏のパリ五輪の開会式の中継を担当し話題を集めた中川安奈アナ(31)も、3月をもってNHKを退局してフリーに転身するとも報じられています。
ただ、NHKで鍛えられた中川アナであっても、“フリー転身後は厳しいのでは”という見方も多くありますね。中川アナはNHKアナでありながらSNSで積極的にプライベートを発信していますが、4月以降はより活発になっていきそうな感じもします」(同)
フリーアナとして生き残っていくために、相当な努力と苦労が伴う時代が訪れているようだ――。