芳根京子(27)主演の連続ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系/火曜午後10時)の第8話が、3月4日に放送される。物語の終盤を迎えても、脚本、演者ともに好評で、配信サービス・TVerのお気に入り登録数は78.0万(3月1日午後5時現在)と伸び続けている。

 同ドラマは、水谷緑氏による同名作を含むお仕事コミックエッセイ(KADOKAWA)が原作。研修医・若月まどか(芳根)が、令和の働き方改革で変わりゆく医療現場で、医師として女性として、人生と向き合う濃厚な2年間を描く成長物語。「笑えて泣ける新しいお仕事ドラマ」をうたい、全体のタッチこそ軽めだが、中身はかなり野心的なものになっている。

 2月25日放送の第7話は、まどかの研修医生活が2年目に突入し、次なる研修先は精神科。指導医・野口(板倉俊之/47)は患者との「距離感が大事」だと説く。まどかは、今までまわってきた科と違い、“心の治療”を目的とする精神科にとまどうが、ある日、救命救急からリストカットをした患者・坂本裕乃(新井美羽/18)を引き継ぐことになる。

 裕乃は真摯に話を聞くまどかに心を開き、2人は連絡先を交換するが、それ以来、裕乃は昼夜を問わず連絡してくる。すぐに返信しないと怒ったり、落ち込んだり、裕乃は情緒が不安定になっていき、まどかは野口の「距離感が大事」という教えを痛感する。一方、菅野(鈴木伸之/32)は、外科の人手不足の中、残業続きで疲れ切っていて……という展開。

 視聴者のX上の反響は、《恋愛とお仕事のバランスが良い。ヒロインが一生懸命で応援できる。上司のアドバイスやフォローが的確かつ理不尽じゃない。医療ドラマとしても見応えがある》《沢山のキャラクターがいるのに散らかってないし、それぞれの矜持や成長が見える。みんなを好きになるドラマ》などと、べた褒めする声が多い。