「初めまして。MiAと申します」
彼と初めて出会った時、記者はスマホで彼のインスタグラムのアカウントを検索していた。すると彼は突然、私のスマホに自分の右手を差し出し、「これでID交換できますよ」と言ったのだ。次の瞬間、スマホ画面に彼のSNSのアカウントが表示され、その場にざわめきが起こった。
「実は、右手に自分のSNSに飛べるマイクロチップを埋め込んでいるんです。左手にはLINEのアカウントが入ってます」
こうして彼は、その場にいた人たちとすぐに連絡先を交換していった。まるで二次元からそのまま飛び出してきたかのような現実離れした美しさを持つMiAさん(33)。そんな彼の生きざまに迫った。

ギタリスト・MiAは15歳でメジャーデビュー。2011年からはヴィジュアル系バンド「MEJIBRAY(メジブレイ)」のメンバーとして活躍するも、グループが2017年に活動休止を発表してからは、GACKTやHYDEなどの人気アーティストからサポートを頼まれるギタリストとなっていった。
記者の問いかけに、
「ギタリストになったきっかけですか? もともとは、ゲームセンターでギターをバンド体感シミュレーションゲーム『GITADORA』をやっていて……。それで、本物のギターを弾きたくなったからです」
と、答えた彼だが、実は23年8月、本業以外のことで世間を騒がせていた。
「Xで、《男に乳首いらんやろ。ってずっと思ってたから切除した。断捨離。》と投稿したことですよね。その理由としては、当初はギターを弾いているときにストラップが擦れて邪魔だから切除したと公表していたんですが……実は、女友達が乳がんになってしまって落ち込んでいたので、彼女を元気づけたいと思って自分も乳首を切除したんです。
だけど、結果的には賛否両論でしたね。あんまり良い言葉は寄せられませんでした」
乳首の切除以外にも、自身のYouTubeチャンネルでは整形を公表している。