日々、若者文化や日本のトレンド事象を研究するトレンドウォッチャーの戸田蒼氏が本サイトで現代のトレンドを徹底解説。

 今回はひろゆき氏の発言でも話題になった、タワマンの2階住みのコストパフォーマンスについて分析する。

 高層階の景色あっての「タワーマンション(タワマン)」だけに、2階に住むのはナンセンスだと感じる人も多い気がしますが、その選択肢は非常にコストパフォーマンスに優れていると話題になっています。

 一般的にタワマンといえば、高層階の眺望やステータス性を求めて購入・賃貸する人が多いですが、低層階にはそれとは異なる実利的なメリットが存在します。

 実業家のひろゆき氏は、見栄を張ってタワマンに住むことには否定的なスタンスですが、過去のYouTube動画にて、タワマンの2階に住んでる人の心理について質問され、

〈賢い人だと思いますよ 。僕の知り合いでお台場のタワマンに住んでる人がいるんですけど、プールがあったりとかジムがあったりとか、タワマンの住人だけ使えるっていう設備があるんです。管理費がいくらかっていうと上の階の方が管理費が高かったり、広い部屋の方が管理費が高かったりして。不動産買おうにしてもやっぱタワマンって上のほうが値段が高い。

 ところが2階とか低いところだと値段も管理費も安いにもかかわらず、そのタワマンの設備使い放題なので、コスパめっちゃいいんですよ。なので低い層を借りるのは超お得なんです〉

 と語っています。

 この主張にはネット上でも、「眺望が目当ての人も多いけど、立地や設備で選ぶ人も多いでしょう? そうで無かったら、タワマンの低層階は空き家ばかりになっちゃう!」「立地や設備・サービスを含めた利便性を重視した場合、2階でも十分だと思います」「その場所に住みたいという人の需要を満たしているのですから、高層階に住まないと意味がないとは思いません」と賛同する声も目立ちます。