横浜流星演じる主人公・蔦屋重三郎が江戸のメディア王にのし上がっていく姿を描く、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』が盛り上がっている。3月2日放送の第9回では、蔦重と小芝風花演じる花魁・瀬川との許されざる恋の行方が描かれ、話題になった。
大河ドラマは1年をかけて主人公の生涯を描き、キャストや美術、衣装も豪華なため、欠かさず見ているファンも多い。今回は、2010年以降放送の大河ドラマに注目。40~50代の男女100人に「最高だった大河ドラマ」について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
第9位(4.0%)は、中村勘九郎・阿部サダヲダブル主演『いだてん~東京オリムピック噺~』、吉沢亮主演『青天を衝け』が同率で選ばれた。
宮藤官九郎が脚本を担当した『いだてん~東京オリムピック噺~』は、2019年放送。を明治、大正、昭和とオリンピックに関わった日本人の姿を描いたストーリーで、中村演じる日本初のオリンピック選手・金栗四三と、阿部サダヲ演じる日本にオリンピックを招致した田畑政治という2人の主人公をリレーする形式で描いたことも反響を呼んだ。
「クドカン脚本なので、普通のドラマとは違う伏線回収に見応えがあった」(52歳/女性/総務・人事・事務)
「俳優が個性的で面白かった」(53歳/女性/総務・人事・事務)
「シナリオ、キャスト、演出が最高だった」(57歳/女性/主婦)
吉沢亮主演『青天を衝け』は、2021年放送。吉沢演じる、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の激動の人生を描き、冒頭に北大路欣也扮する徳川家康がストーリーを解説する役割を担っていたことも話題になった。
「吉沢亮の存在感が良かった」(49歳/女性/主婦)
「好きなキャストが出ていた」(57歳/女性)
第7位(5.0%)は、岡田准一主演『軍師官兵衛』、柴咲コウが主演『おんな城主 直虎』。
『軍師官兵衛』は、2014年放送。岡田准一演じる黒田官兵衛は、戦国時代を知略と信義で生き抜いた豊臣秀吉の軍師で、戦(いくさ)の天才。他に松坂桃李、中村倫也、高橋一生、田中圭など、現在も活躍するイケメン俳優たちの競演も話題だった。
「豊臣秀吉でさえ恐れた官兵衛の聡明さ、特に敵軍の裏をかく奇襲攻撃に感銘を受けた」(54歳/男性/公務員)
「岡田准一の演技が素晴らしく、官兵衛の戦の策略などが楽しめた」(55歳/男性/総務・人事・事務)
「主人公が、豊臣秀吉の片腕ながら、天下も取れそうだった頭脳を持っていたところに惹かれた」(52歳/男性)
「岡田准一の演技が良かった」(50歳/男性/デザイン関係)
2017年放送の『おんな城主 直虎』は、柴咲コウ演じる、戦国時代に男の名で家督を継いだ井伊家の女領主・直虎が、井伊家再興のために奔走し、運命を切り開いていく物語。直虎と三浦春馬演じる井伊直親、高橋一生演じる小野政次といった幼なじみとの恋愛模様に夢中の視聴者も多かった。
「女領主というのがそもそも新鮮で興味深かった」(49歳/女性/総務・人事・事務)
「柴咲コウの演技が良かった」(41歳/女性/主婦)
「主演を女性が務めたところがよかった」(43歳/男性)
「主人公たちの恋模様が良かった」(56歳/女性/主婦)