■「楽しみでしょうがない」木村拓哉が“19年ぶり”山田洋次監督作品に出演
日本を代表する映画監督・山田洋次氏(93)の91本目の監督作『TOKYOタクシー』(11月21日公開予定)の製作が1月23日、配給大手・松竹のラインナップ発表会で明らかになり、木村と倍賞千恵子(83)が出演することもわかった。
山田監督の映画に木村が出演するのは興行収入41.1億円を記録する大ヒットを記録した『武士の一分』(2006年)以来19年ぶり。倍賞との共演は宮崎駿監督(84)のアニメ映画『ハウルの動く城』以来21年ぶりとなる。
『TOKYOタクシー』出演にあたって木村は「松竹130周年のタイミングでまた参加させていただける。名誉なことだと思っています。気が引きしまっています」と力強くコメント。
山田監督作品への出演については「19年ぶりと聞かせていただいて、そんなに時間が経っているんだと自分でも驚く部分がある」とし「山田組は緊張感はあるけれど、すごく温かい場所。話の中身は時代劇、現代ものという多少の違いはありますが、登場人物たちの心の流れや抑揚をすごく丁寧に導いてくれる監督。またあの時間を過ごせるんだと思うと、楽しみでしょうがない」と思いを露わにしていた。
「映画『武士の一分』は多くの映画賞も受賞した“俳優・木村拓哉”の飛躍作ですよね。同映画は、日本アカデミー賞では12の賞を受賞し、主演の木村さんも日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞を受賞しています。山田洋次監督は、木村さんの新境地を開いてくれた恩師とも言える存在なのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)
3月2日放送のラジオ番組『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)でも、「あらためて山田洋次監督って人の……何だろうなぁ、あの圧倒的な感じ。怖いとかじゃないんですよ、全然。威圧を感じるとかは全然ないんですけど、山田洋次監督、今93歳? そのモチベーションだったり熱意だったり、細かいところまで見ているんですね。フレームの中」と山田監督についてトークを繰り広げていた。