■恩師の作品『TOKYOタクシー』が最優先で……
前出の制作会社関係者が続ける。
「山田監督は93歳とご高齢ですし、木村さんの多忙なスケジュール面も考えると、一緒に仕事ができるのは最後になってしまう可能性もあるでしょう。そのため木村さんは“どうしてもやりたい”と『TOKYOタクシー』を最優先したと聞こえてきています。
木村さんのインスタグラムには《現場に到着! 抜ける様な青空の下撮影が出来るのは嬉しいです》とありますが、目下、『TOKYOタクシー』の撮影中と見られています。同作のクランクアップ後に、『教場』の撮影が始まるようです。
ただ、『TOKYOタクシー』を最優先させた影響もあり、同じく年内に撮影が予定されていた大ヒットシリーズ『マスカレード・ホテル』の続編の撮影スケジュールが、調整されることになったと言われていますね」
『マスカレード』シリーズは東野圭吾氏(67)の推理小説が原作で、19年に映画『マスカレード・ホテル』が、22年に『マスカレード・ナイト』が公開され、それぞれ興収46.4億円、38.1億円と大ヒットとなった。
「長澤まさみさん(37)をはじめ、共演者も超多忙のためスケジュールの再調整も難しいようです。当然、大ヒットの『マスカレード』シリーズも重要でしょうが……木村さんは、恩師である山田監督との最後の仕事になるかもしれない『TOKYOタクシー』に全力を捧げる決意をしたのではないでしょうか。
『マスカレード』シリーズの続編は、年末までのクランクインを目指していると聞こえてきていますね。とにかく木村さんは今、俳優として超引っ張りだこ。特にこの25年の俳優業は、映画一色となるのではと言われています」(前同)
興収40億円を叩き出すヒットメーカー・木村拓哉――映画界から寄せられる期待度は相当に高いようだ。