■松本人志『水ダウ』“登場”は観測気球にあらず

 民放キー局関係者はこう話す。

「『水ダウ』に登場したことで、あらためてこれからの松本さんの活動がどうなっていくか、ファンは思いを巡らせていますよね。

 そして、『水ダウ』が松本さんの過去VTRをオンエアしたのは“観測気球ではないか”とも一部で報じられていますが、そういったことではないようです。同番組では以前から松本さんの過去VTRを使ってきましたし、今回も特に深い意味はないそうです。

“観測気球”というのは視聴者の反応を見て、それほど荒れなかったら松本さんの本格復帰に動きたい、ということでしょうが……現状は逆のよう。各局はそれぞれ“どうぞ、どうぞ”と譲り合っている状態だと言われていますね。つまり、どの局も松本さんの復帰1発目にはなりたくないわけです。

 絶対に1発目はSNS、ネットが荒れますし、局にもクレームが殺到するのは必至ですからね。ただ、2発目、3発目……となると落ち着いていきますよね。各局とも他局の番組に最初に出てもらって、落ち着いた時期を見計らって自局の番組に出していきたいというのが本音だと言われていますね」

 テレビ各局が及び腰、となると、松本の活動再開はやはり『ダウンタウンチャンネル(仮)』で――ということになってきそうだ。

 松本は、24年12月25日にヤフーニュースで配信された芸能記者・中西正男氏の独占インタビューに応じ、裁判を取り下げた経緯や今後の活動について明らかにした。

 松本が芸能活動復帰の場として構想しているのが独自のプラットフォーム『ダウンタウンチャンネル(仮)』で、“見たい人に見てもらいたいものを直接届ける”というコンセプトのもと、現実的な準備を進めているとされる。

 先のインタビューでは、

《すでに実際に会議もしていますし、来春(※25年春)あたりにスタートしたい。週に何本か見てもらえる番組も作りたいと思っていますし、お笑いをする松本人志を見る場としてはここが最初になると思います》
《どんなジャンルであろうが、何をするんであろうが、とにかく一発目は浜田と二人でやりたい》

 と最初のコンテンツは相方・浜田とやりたいと意気込みも露わにしていた。

「『ダウンタウンチャンネル(仮)』については、どこの映像制作会社と一緒にやっていくか、などの具体的な話もどんどん進められていると聞こえてきますが、いつ始動するかはまだ決まっていないようです。時期を決めかねている背景には、中居正広さん(52)とフジテレビの騒動の影響もあるともっぱらです」(前同)