■フジテレビは「誹謗中傷対策チーム」を立ち上げ

 制作会社関係者は言う。

「佐々木さんもできる限りの対応はしたと聞こえてきていますが……結果的には大変なことになってしまったと。“中居・フジテレビ問題”は、女子アナがタレントや大手芸能事務所幹部との飲み会の“接待要員”にされていたのではないか、というところが大きい。第三者委員会が調査中で3月末にも報告があるといいますが、そんななか、フジテレビの、特に女子アナへの誹謗中傷もありますからね……」

“中居・フジテレビ問題”を受け、フジテレビは「誹謗中傷対策チーム」を立ち上げたほか、同局のコンプライアンス推進室は2月4日に公式Xのアカウントを開設。同アカウントはSNS上においてアナウンサーなどに誹謗中傷コメントが投稿・拡散されている状況を受け、SNSのプラットフォーム事業者に通報するために開設された。

 フジテレビはメディアの取材に対し、《弊社社員・スタッフ、特にアナウンス室員に対する憶測に基づいた事実無根の誹謗中傷や侮辱がSNS上に投稿され、拡散している状況を確認しています。このような投稿に対して、社としてSNS事業社に通報するために公式アカウントを開設し、運用しております》と説明している。

「SNSでのアナウンサーへの誹謗中傷は実際にあって、その内容はかなり酷いものも散見されます。どんな思い、考えがあったとしても誹謗中傷は絶対にしてはいけないことですし、フジテレビの“社員を守る”という対応は当然でしょう。

 ただ、騒動の“当事者”となってしまった同局の女子アナたちは今、大変につらい思いをしているわけです。スポンサー企業の撤退も含め、お台場はまだまだ大荒れの様相を呈しており、今回発表があった椿原アナと永島アナだけでは終わらず、同局を離れる女子アナがまだまだ出てくるのではないかと、心配する声が上がっているということですね」(前同)

 椿原アナと永島アナという人気アナウンサーの退社に揺れているというフジテレビ。通常通りに戻るのは、まだまだ多くの時間がかかりそうだ。