横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第11回「富本、仁義の馬面」が、3月16日に放送される。9日放送の第10回「『青楼美人』の見る夢は 」では、瀬川の最後の花魁道中が絶賛され、演じた小芝風花(27)の株が急上昇している。
同ドラマは、歌麿、北斎、写楽という、名だたる浮世絵師を世に送り出した“江戸のメディア王”で、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築いた、“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。明るく元気なキャラのイメージが強かった小芝が、花魁をどう演じるか注目が集まっていた。
第10回は、瀬川の身請けが決まり、落ち込む蔦重。そんな中、吉原の親父たちから瀬川最後の花魁道中に合わせて出す、錦絵の制作を依頼される。蔦重は錦絵本に箔を付けるため、十代将軍・家治(眞島秀和/48)に献上することを思い付き、源内(安田顕/51)とともに、老中・田沼意次(渡辺謙/65)に頼みに行く。
蔦重は、女郎が女郎をしないときの姿を描いた錦絵本「青楼美人合姿鏡」を作り上げると、餞別として瀬川に渡す。それには瀬川が本を読んいる姿が載っており、瀬川は泣いて喜ぶ。蔦重は、吉原を女郎がいい思い出をいっぱい持って大門を出ていけるところにしたいと言い、「これが2人で見てた夢じゃねえの?」と瀬川に語りかけ……という展開。
クライマックスは、八文字を描く高下駄の音だけが聞こえる、白無垢姿の瀬川の花魁道中。X上では、《小芝風花のキャスト発表された時は、花魁っぽくない人だなって思ってたけど、いざ見始めたら衣装もメイクも日本髪も似合ってるし、仕草や言葉遣いも完璧で最高。声も気高い花魁のイメージそのまま》など、小芝への絶賛の声が相次いだ。