横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第12回「俄(にわか)なる『明月余情』」が、3月23日に放送される。16日放送の第11回「富本、仁義の馬面」では、身請けされて瀬以と改名した瀬川(小芝風花/27)と、鳥山検校(市原隼人/38)夫婦の会話シーンが絶賛されていた。
同ドラマは、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、歌麿、北斎、写楽という、名だたる浮世絵師を世に送り出した江戸のメディア王、“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。瀬川を演じた小芝が、花魁の仕草や言葉遣いが完璧など話題に。身請け後の登場はないと思われたが、まだしばらくは出演がありそうだ。
第11回は、蔦重は女郎屋の親父たちから、吉原で行なう俄祭りの目玉として、浄瑠璃の富本節で人気の太夫、“馬面太夫”こと富本豊志太夫/午之助(寛一郎/28)を招きたいと依頼される。大黒屋の女将・りつ(安達祐実/43)たちと芝居小屋を訪れ、蔦重は午之助に祭りの参加を求めるが、「俺は吉原は好かねえ」と断られてしまう。
馬面太夫の吉原嫌いは、まだ無名のころに女郎屋に遊びに行くも、差別的な言葉で追い出されたため。その後、鳥山検校が浄瑠璃の元締めだと知った蔦重は、午之助の太夫襲名に力添えをもらうため、検校の屋敷を訪ねる。瀬以となった瀬川と再会し、2人は楽しげに会話するが、その様子を鳥山は障子越しに聞いていて……という展開。
蔦重が帰ったあと、鳥山は瀬似の腕をつかんで、脈が速いことを指摘。瀬以は鳥山に触れられたからだとごまかす。X上では、《蔦重と話す時の瀬以のくだけた話し方と、自分と話す時の花魁のような丁寧な口調をどう思ったかな。鳥山検校、こわいよー》など、小芝と市原のヒリヒリする演技が絶賛された。