3月17日に全国最速公開され、翌18日にいよいよ全国公開がスタートした『シン・仮面ライダー』。

 本作は1971年に藤岡弘、(77)主演でスタートした石ノ森章太郎原作の『仮面ライダー』生誕50周年記念のリブート作品。脚本・監督を務めるのは『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』を成功させてきた庵野秀明氏(62)である。

 主人公サイドの3人の配役は、それぞれ以下の通り。

池松壮亮(32)…“本郷猛/仮面ライダー”

柄本佑(36)…“一文字隼人/仮面ライダー2号”

浜辺美波(22)…ヒロインで悪の組織「ショッカー」の一員だった“緑川ルリ子”

 とりわけ浜辺はいわゆる“かわいい系”の女優だが、ブーツや茶色のレザーコートといった非常に大人っぽいビジュアルが新鮮かつ実にサマになっており、注目を集めている。

※画像は『シン・仮面ライダー』公式ツイッター『@Shin_KR』より 

 ちなみに、制作発表時は真っ赤なエナメルコートを着こなしていたが、後に変更されている。この件については、

「クランクイン寸前までこの方向で行きかけたが、最終的に現行のリアル方向な茶のコートになった」

 と、扮装統括・衣裳デザインの柘植伊佐夫氏が1月27日発売の『装苑 3月号』(文化出版局)にて語っている。

※画像は『シン・仮面ライダー』公式ツイッター『@Shin_KR』より 

 浜辺といえば、以前から売れっ子女優で演技力にも定評があるが、キャスティングの決め手はなんだったのか? 庵野監督が2021年9月30日の『シン・仮面ライダー対庵野秀明展』合同記者会見で明かしたその理由は、驚くべきものだった。

「ヒロインをどうしようと思った時に会社に東宝のカレンダーが貼ってあるんですよ。ちょうど、その月が浜辺さん。この子、いいや!と。だからカレンダーで決めました」

「その後、『賭ケグルイ』という主演なさっている映画を観て、すごくよかった。自分の勘は正しかったな、と」