■浜辺は“指輪の魔法使い”『仮面ライダーウィザード』の大ファン

 まさかの庵野監督の“パッと見”で起用が決まったのだ。もし、庵野監督が偶然カレンダーを見ていなかったら、浜辺の起用はなかったのかもしれない。まさに奇跡のキャスティングと言っていいだろう。

 ちなみに少し話が逸れるが、あの菅田将暉(30)も、

“マネジャーとあいさつ回り中に銀座で偶然『東映』が目に入ったので寄ったら、たまたま仮面ライダーのプロデューサーがいた。偶然にも『仮面ライダーW』のオーディションをしていて、翌日参加することになり、結果的に歴代最年少主演(2009年当時16歳)に選ばれた”

 という神がかり的なエピソードで知られている。大なり小なり、『仮面ライダー』に出演できる俳優は“持っている”ということだろう。

 さて、そんな浜辺であるが、実は『仮面ライダー』好きという顔を持っている。それもかなりの――。

 7歳下の弟の影響で見始めたところどハマリし、2018年にはWEBメディア『映画ナタリー』の3周年記念にちなんだ企画「忘れられない3本 映画と私の3年間」でも、2017年公開の『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』を挙げているほどだ。

 3月12日に行なわれた『シン・仮面ライダー』プレミア上映会では、好きなライダーについて、

「ウィザード。魔法が使えるライダーで変身がスマート。戦いもスマートだけど……たまに泥臭くなるところもまた素敵。(グッズの)指輪を集めていた」

 と、2012年放送の平成仮面ライダーシリーズ第14作目『仮面ライダーウィザード』を挙げている。