■安藤サクラの人間味

 今期のドラマで1番の盛り上がりを見せた『ブラッシュアップライフ』だが、なぜここまで支持されるのか?

「バカリズムさんの脚本もさることながら、やはり配役がすばらしい。特に主演の安藤さんは、『ブラッシュアップライフ』最終回直前の3月10日の第46回日本アカデミー賞でも、妻夫木聡さん(42)主演映画『ある男』で、助演女優賞を受賞されています。

 安藤さんの受賞スピーチは、女優と母親というご自身の立場ならではの葛藤を告白し、話題になっていました」(前同)

 安藤が壇上で語ったのは《私にとって子育てと撮影っていうのは今のところ上手く(両立)できない。悩みつつその都度、家族で会議しながらみんなで協力し合ってまた頑張れたらいいな、大好きな現場に戻れたらいいなと思ってます》という、母親として、女優としての飾らない言葉だった。

「安藤さんは、2012年に俳優の柄本佑さん(36)と結婚し2017年に第1子を出産している母親でもあります。

 今回の授賞式では、『ある男』で共演した妻夫木さんに、安藤さんが撮影中に女優業を引退することを相談していた、ことを妻夫木さんが明かす場面があった。それを受けてのスピーチだったんですが、安藤さんが真剣に女優を続けられるか悩み抜いていたことが分かりますよね」(前同)

 授賞式には、助演男優賞に夫の柄本もノミネートされており、夫婦での出席となっていた。

「安藤さんのスピーチの最中、《家族で会議しながらみんなで協力し合って》というコメントの時には、客席にいた柄本さんと夫婦2人でピースサインを送りあう姿も話題になっていましたね」(前同)