■第1位は、朝ドラ『あんぱん』にあって『おむすび』になかったこと
1位 「ふたりの老け顔メイクを見ただけで感動」朝ドラ『あんぱん』視聴者が開始1分で気づいた『おむすび』との大差
今田美桜(28)主演、北村匠海(27)がお相手役のNHK連続テレビ小説『あんぱん』が3月31日にスタートした。
『あんぱん』は、国民的キャラクター「アンパンマン」を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻が題材。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じているが、本編開始1分で強烈なビジュアルを見せたことで、話題沸騰となった。
【以下、『あんぱん』のネタバレを含みます】
第1週ではのぶと嵩が出会う幼少期が描かれるが、初回の冒頭では50代前半ののぶと嵩が登場。老けメイクを施した今田と北村のビジュアルが注目を集めた。
「物語は、まだ“人間のおじさん”というデザインだったアンパンマンが空を飛び、作業中の嵩のもとへやってくるアニメーションから始まりました。
そこに主人公・のぶが登場し、仕事場のカーテンを開けることでのぶと嵩の顔がハッキリと映るのですが、顔のシワやシミの感じなど、とてもリアルな老けメイクが施されていたんです。放送当日の『スポニチアネックス』には『あんぱん』の制作統括・倉崎憲チーフプロデューサーのコメントが掲載されていますが、2時間かけた特殊メイクだといいます」(テレビ誌編集者)
そのほかにも、RADWIMPSの楽曲『賜物』をバックに流れるオープニング映像がまるでサスペンスドラマのようなスタイリッシュな構成であること、オンエアの最後に流れる朝ドラ恒例の視聴者投稿コーナー「エンドカード」が存在しないことなど、多くの新たな点に視聴者は大盛り上がり。
《主役お二人の老けメイクがクオリティ高かった!めちゃ推せる!!》
《めに出た今田美桜ちゃんの老けメイク、よく出来てるなあ。シミとか本物そっくり》
《えええ何か朝ドラっぽくないオープニング!民放のミステリードラマっぽいwww》
といった好意的な声が多く寄せられている。
さらに『あんぱん』でのハイクオリティな老けメイクを受けて、
《いきなり老けメイクで登場か。最後まで変わらなかった(変えなかった)前作との違いが初っ端から打ち出されるとはな》
《ふたりの老け顔メイクを見ただけで感動してしまいました。朝ドラに対する感動のハードルが随分と下がってしまいましたね。アレのせいで》
《「おむすび」では、主人公はまったく歳をとらなかっのだと実感したー たぶん、ストーリー前後を入れ替えて放送しても気付かなかったんぢゃなかろうか?》
など、直前作である橋本環奈(26)主演の『おむすび』(24年度後期)に対する冷ややかな声も、あらためて寄せられている。
『おむすび』は、 高校時代に“ギャル文化”と出会った平成元年生まれの主人公・米田結(橋本)が栄養士として人の心と未来を結んでいくという“平成青春グラフィティ”作品。
同作はダイジェスト感の強いシナリオ面などの評判が良くなく、視聴率でも大苦戦。それまでの朝ドラ史上ワースト視聴率は倉科カナ(37)主演の『ウェルかめ』(09年度後期)の13.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だったが、『おむすび』は13.1%と、ワースト記録を更新してしまった。