4月14日から今田美桜(28)が主演、北村匠海(27)が相手役のNHK連続テレビ小説『あんぱん』は第3週に突入。子役による幼少期編が終了し、いよいよ“本編”スタートとなるが、早くも不安の声が上がっているという——。
【以下、『あんぱん』のネタバレを含みます】
『あんぱん』は、国民的キャラクター「アンパンマン」を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻が題材。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じる。
4月11日放送回まではのぶを永瀬ゆずな(9)、嵩は木村優来(9)が演じる幼少期編が展開されたが、同回ラストで7年が経過。俳優も今田と北村へバトンタッチされた。
「幼少期編をやることでキャラクターの成長も描けるし、小さな子役が一生懸命に演技する姿は応援したくなりますよね。そういう意味では、これまでの『あんぱん』は評判が良く、王道と言えそうな朝ドラを楽しむ視聴者が多かった。
一方で、近年の朝ドラは、良くも悪くもSNSでツッコミどころを探すという楽しみ方が定着しつつありますよね。“本編”が始まるとそれも盛り上がってきそうです」(テレビ誌編集者)
朝ドラとSNS、特にXでのツッコミなのだが、その代表例として思い浮かぶのは、直前作である橋本環奈(26)主演の朝ドラ『おむすび』(24年度後期)と、黒島結菜(28)主演の朝ドラ『ちむどんどん』(22年度前期)だろう。
「両作とも脚本や演出が“雑”と言われ、ツッコミどころも多かったことから、毎朝のようにハッシュタグ《(ドラマ名)反省会》で盛り上がっていましたよね。
『ちむどんどん』と『おむすび』に限らず、放送回数が多い朝ドラには大なり小なりツッコミどころや描写が甘い部分が出てしまうものですが、SNSの普及があり、視聴者は気になったことを発信できるようになったと。
そして、『あんぱん』にもすでに、演出や脚本に関する疑問を指摘する声が浮上しているんですよね……」(前同)