■菜々緒サイドが“単独主演”を主張した結果……

『忍者に結婚は難しい』の最低視聴率は、それまで第10話(3月9日放送)の世帯3.5%、個人2.0%だったが、最終回はそれを下回る世帯2.8%、個人1.6%を記録。残念な結果で終了を迎えてしまった。

『忍者に結婚は難しい』を担当した貸川聡子プロデューサーは情報解禁時に、

《菜々緒さんと鈴木伸之さんという、これ以上ないハマリ役のお二人を迎え、新年のスタートにふさわしいエンターテイメントをお届けします!》

 としていたが、数字は振るわなかったようだ。

「“敵対している甲賀と伊賀の忍者が、互いに一般人と思い込んだまま結婚してしまった”というラブコメドラマです。題材はいいしアクションもよかっただけに惜しいですよね。

 菜々緒さん演じる草刈蛍と、鈴木さん演じる草刈悟郎の忍者夫婦の物語で、描かれ方は完全にW主演作ですが、公式には菜々緒さん単独主演作なんですよね。これには事情があるんですよ」

 そう話すのは、ドラマ制作会社の関係者だ。

「実際に当初は“菜々緒×鈴木伸之のW主演ドラマ”として動いていたそうです。しかし、菜々緒さんサイドが“単独主演でお願いします”と主張したという話です。これに、鈴木さんサイドは、菜々緒さんの方がキャリアも実績的にも格上と認め、特に揉めることなく“全然OKです”と了解したそうです。

 それが、最終回に『WBC』が裏に来るという最悪な展開に……。W主演なら低視聴率に終わった“責任”も分散されたかもですが、まあ菜々緒さんとしても想定外な展開だったかもしれませんね。ちなみに菜々緒さんにとって、フジテレビ系列では初のプライム帯主演でした」

 世帯視聴率48%というとんでもない『WBC』の強大なパワーをモロに食らって数字を落としてしまった『忍者に結婚』だが、「それを差し引いても、1月クールのフジテレビのドラマは不作続きでした」と、フジテレビ関係者は嘆く。