■父・水谷豊が娘の騒動に「静観」を決め込むワケ
今回の水谷豊・趣里と梅宮親子のケースは似ているところがあると考えられるが、父親の反応は異なるものとなった。
芸能ジャーナリストの三杉武氏は、2組における“事情の違い”を指摘する。最も大きいのは、「娘自身が、“二世”であることをオープンにしていたか否か」。次に「SNSの有無」だという。
「趣里さんはデビュー時から長い間、“素性”を隠し、親の力を借りずに自分の道を切り拓いたタイプ。水谷さんとしてはそういう娘の性質と気持ちを尊重したいという思いはあるでしょう。
アンナさんは、最初から辰夫さんの娘であることを隠していませんでしたし、仲良し親子としてのメディア露出もあった。その頃、辰夫さんはマルチな才能を活かしてバラエティにも多数出演し、歯に衣着せぬ物言いが人気だったこともあって、マスコミも飛びついたという感じです」(三杉氏)
アンナの時は、世間を巻き込んだ“芸能一家のゴシップ”として、連日ワイドショーがお茶の間に話題を提供していた。今はタレントが何か発信すれば、SNS上での話題となり、それは「炎上」に発展しやすい。三杉氏が続ける。
「このSNS時代は何を言ってもハレーションを起こす世の中です。発言内容によっては、趣里さんやお相手の三山さんに誹謗中傷が飛ぶケースもある。また、辰夫さんと違って水谷さんはもともとバラエティにたくさん出たり、自らの口で意見を言ったりしている人ではありません。いろいろな要素を加味して、“余計なことは言わない”というスタンスを貫くのではないでしょうか」(前同)
娘を思う父の気持ちはみな一緒なのは間違いないが──。