■急展開で盛り上がらないワケ
また、主人公の闇落ち、怪文書と、残り2話での急展開だったが、シリーズ第1弾の『銭の戦争』、第2弾の『嘘の戦争』に比べて、物語のスケールが小さいという声もある。
「放送開始当初は復しゅう劇にスカッとしたものですが、途中から展開が地味になった印象ですね。スキャンダルが政界の外に波及するかと思ったんですが、代わり映えのしない政界の登場人物が、お互いに足を引っ張り合っているだけになっています。
幹事長以上に悪い大物が出てくれば盛り上がったんですが、結局、議員や秘書がダマし合うだけのドラマになりそうです」(ドラマライター/ヤマカワ)
視聴者の考察どおりなら、兄の陳情書を見た蛯沢と鷲津の対決になりそうだが、それも、これまでの物語の延長線上にすぎず、意外性に欠ける展開だ。秘書・蛍原(小野花梨/24)がどちら側に付くかがポイントになりそうだが、最後に大きな盛り上がりがあるのを期待したい。