■中居氏が反撃で「失ったもの」とは――
第三者委員会からは“交渉打ち切り”の状態にされたわけだが、中居氏側がファイティングポーズをとった“効果”はあったのか。
「中居氏のファンに向けた発信としては、意味を持たせられた側面はありそうです。実際に第三者委員会が回答を拒否したことで、同委員会が”逃げた”というネガティブなイメージを持つ人は少なからずいたようです。
中居氏はすでに芸能界を引退しましたのですが、やはり、ファンの心に“ひどい奴”と思われたままではいたくなかった、という気持ちはあったのではないでしょうか」
現にSNSでは、《やっぱりやっていなかった》《信じていてよかった》といった中居氏のファンからのものと思われる声が寄せられている。
今回の“反撃”で一定数のファンからの支持を得た中居氏だが、ファン以外からは《なぜ今更》《往生際が悪い》といった反感を含んだコメントは少なくない。
「今回の中居氏の場合、少なくとも女性が被害だと感じ、PTSDを発症するほどのことをしたことは事実なわけです。引退して早々に"自分はそんなに悪くないよ”という内容を発信する行為に、社会的なメリットはないですよね。
いずれにせよ、守秘義務部分が明らかにならないのであれば、第三者委員会の報告書によってついたイメージが大きく変わることはないでしょう。それが反論したことで、かえって往生際が悪いイメージにもつながってしまうとも考えられます。反省の姿勢を印象付ける機会を失ってしまった、とも言えそうです」
A子さんとのことは「性暴力」ではなかった、と証明するために反論に出た中居氏だが、その背景には、今後自らに降りかかる恐れがある損害賠償訴訟への対策の意味合いもあるのでは、といった報道も出てきている。果たして、中居氏の次の動きは――。