■すでに今年も3本のドラマに出演
小芝は2023年だけでも、主演ドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)など4本の連ドラに出演。一年を通じて最も活躍した将来有望な俳優に贈られる『2024年エランドール賞』の新人賞を受賞している。
24年には『大奥』(フジテレビ系/1月期)と『GO HOME~警視庁身元不明任相談室~』(日本テレビ系/7月期)の2作で主演を務めた。
今年に入ってからも大河ドラマ『べらぼう』と松本と共演する『19番目のカルテ』に加え、韓国ドラマのリメイク作で佐藤健(36)とダブル主演するドラマ『私の夫と結婚して』(6月27日配信/Amazon Prime Video)も控えているなど、多忙を極めている。
「そんな若き名優の小芝さんが『19番目のカルテ』に出演するというのは、主演の松本さんにとっても心強い話ではないでしょうか。
松本さんにとって『99.9刑事専門弁護士 SEASON2』(18年1月期)以来約7年ぶりの日曜劇場ですし、直前の主演ドラマである『どうする家康』は賛否あった作品で、視聴率もよくはなかったですからね」(前出のワイドショー関係者)
『どうする家康』の全話平均視聴率は11.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。これは『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年、全話平均8.2%)、『光る君へ』(2024年、10.7%)に続く、大河ドラマ歴代ワースト3位記録である。
ストーリーも、従来のイメージを意図的に外した登場人物の描写に大河ファンや歴史愛好家からは厳しい意見が寄せられ、SNSでは批判の声が目立っていた。
「『どうする家康』で家康を演じるにあたり、松本さんは体重を10キロ増やしたことも話題になりましたね。役者としてのストイックさは評価されましたが、初大河主演作は微妙な評価となってしまった。
そんな松本さんですが、彼が所属する嵐は5月6日に再稼働することが発表されましたが、来春のラストツアー後、26年5月末でグループ活動を終了することが発表されています。ですので、松本さんは今後はより俳優業に力を入れると考えられていますよね。
また、今回の『19番目のカルテ』は松本さんにとって“役者人生初の医者役”という新境地でもあります。そんな“負けられない主演作”に、抜群の演技力と人気を兼ね備える小芝さんが出演するというのは、とても心強いのではないかと」(前同)
ちなみに、嵐のメンバーは7月期、櫻井翔(43)と相葉雅紀(40)も、松本と同じく9時台で主演ドラマが控えている。
櫻井は日本テレビ土曜ドラマ『放送局占拠』で主演。相葉もテレビ朝日水9ドラマ『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』で、大森南朋(53)、松下奈緒(40)とトリプル主演を務める。
再稼働とその後の活動終了が発表され、注目度が増す嵐。そんななかでナンバーワン注目ドラマ枠である日曜劇場で主演を務める松本は、実力派俳優・小芝風花との共演でどんな面白い作品を作り上げてくれるだろうか――。