阿部寛（６０）主演のＴＢＳ日曜劇場『キャスター』（夜９時〜）が、６月１５日に最終回を迎える。
阿部にとって３年ぶり６度目の日曜劇場である『キャスター』。初回の平均視聴率は世帯１４.２％（関東地区/ビデオリサーチ調べ）、個人８.７％と好スタートを切ったが、最終回を前に失速している——。
連続ドラマ『キャスター』は、民放テレビ局「ＪＢＮ」の報道局を舞台にした社会派エンターテインメント作品。型破りなキャスター・進藤壮一（阿部）が視聴率低迷に悩む報道番組『ニュースゲート』のメインキャスターに就任し、周囲を巻き込みながら真実を追求し、社会の闇を暴いていく物語。
視聴率は第７話までは世帯１０％台を維持していたが、第８話で世帯９.５％（個人５.６％）と一桁に転落。最終回直前の第９話（６月８日）も世帯９.９％（個人６.０％）と二桁には戻れなかった。
「最初は良かった『キャスター』ですが、回を経るごとに数字は下落。Ｘにも《期待外れ》といった声が寄せられてしまった理由としては、主に２点が指摘されています。１つは、エンタメ重視の作風とはいえツッコミどころがあまりに多く、“シナリオがご都合主義すぎる”など厳しい声が出ていること。
そしてもう１つは、ヒロイン役の永野芽郁さん（２５）の不倫疑惑報道ですよね」（テレビ誌編集者）
永野を巡っては、４月２４日と５月８日発売の『週刊文春』（文藝春秋）に俳優・田中圭（４０）との不倫疑惑、『キャスター』で共演中の韓国人俳優キム・ムジュン（２７）を自宅へ招き入れての“二股不倫疑惑”が報じられた。永野、田中、ムジュンの事務所はいずれも不倫、熱愛説を否定したが、永野と田中は、ラブラブな様子で密着する写真や２人のものとされる生々しいＬＩＮＥのやり取りも掲載された。
永野に対しては《降板させて下さい》《もう永野芽郁を見たくない》など、ＳＮＳにも厳しい声が多く寄せられており、彼女の騒動が視聴率に影響を与えた部分はあるだろう。
「『キャスター』では、ムジュンさんも文春報道後、５月４日放送の第４話を最後に出番が激減。第５話と第６話、第９話ではクレジットすらされず、第７話と第８話もエキストラ同然の、目立たない扱いでした。
第５話放送後にＴＢＳと所属事務所は“（ドラマに出ないのは）報道の影響ではない”と回答していましたが、第８話の展開の不自然さから、“報道の影響”を強く疑う視聴者はいます」（前同）
第８話は、進藤ら『ニュースゲート』のスタッフ陣が茨城・芦屋村で発生した大規模な山火事の取材・中継を行なう、という内容だった。
しかし、局内にいたＡＤのジェソン（ムジュン）ではなく、なぜか学生アルバイトＡＤの戸山紗矢（＝ＬＯＶＥ・佐々木舞香／２５）が取材・中継メンバーに選ばれたのだ。
ドラマ公式サイトでも、ジェソンは《普段は笑顔が多く穏やかだが、時に大胆な行動で進藤の力になる》と自己紹介にあり、戸山の主な仕事は《原稿のコピーや資料の配布》だと書かれているだけに、“本当はジェソンが行くシナリオだったのでは”と疑う声がある。
