■放置されていた伏線回収に期待

 二宮も、所属している嵐が2026年に春ツアーを行ない、5月末で活動終了することが5月6日に発表済み。20年末の休止から4年半待ってくれたファンに精いっぱいの感謝を伝えるためにも、26年春は嵐としての活動に集中すると考えられる。

「一部では、『VIVANT』の続編撮影にあたり、“ラスボス”枠の重要人物ノゴーン・ベキを演じた役所広司さん(69)の髪型が“当時に戻っている”という報道もありましたね。

 そして、『VIVANT』には多くの謎が残されていますが、続編では小日向さん演じる長野利彦専務の過去が掘り下げられるのではともささやかれていて……小日向さんがアゼルバイジャンに飛ぶこともあるかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)

 長野専務は、別班の乃木(堺)が表向きの職として勤めている「丸菱商事」の上司。防衛大を卒業後、“空白の2年間”を経て大学院に進学していることから、正体は別班で、その間に秘密任務があったのでは、とも言われていた。

 本人は経歴について警視庁公安部・野崎(阿部)の取り調べに“防衛大時代に薬物に手を出してしまい、卒業後に更生施設に入っていた”と説明。裏取り調査でも不審な点は見られなかったが、”別班なら非合法な経歴偽装も行なえるだろう”と彼を怪しむ視聴者は多い。

「長野専務は、小日向さんという大物俳優を使っておきながら、物語前半の第4話を最後に再登場することはなかった。これも“続編への布石では”とする声もありました。彼の“空白の2年間”が続編のカギを握る展開だったらアツいですよね」(前同)

 そのほかにも、『VIVANT』では二階堂ふみ(30)演じるヒロイン・柚木薫が、“顔をしかめて赤飯を食べる” 、“偽装パスポートの『福田結奈』を『ユイナ・フクダ』と海外式で読む”など不自然なシーンが多かったが、何の裏の顔も描かれず、最終的には“真相を知らないただのヒロイン”という感じだった。これも、実は続編で回収予定の伏線なのかも……と、見る向きもある。

 また、『VIVANT』最終回は、乃木がベキ(役所)の“ある計画”を阻止し、彼を殺害することで幕を閉じたが、ベキの生存を示唆するかのような演出もあったことから、生存説がささやかれている。これらも、続編で回収されることになるのかもしれない。

「ちなみに、今夏には、『VIVANT』のロケ地だったモンゴルを巡る旅プランが、旅行会社『日本旅行』とのコラボで開催されます。今後もシリーズの予定があるからこそ、現在進行形でタイアップ企画が続いている、と考えられますよね。

『VIVANT』ではロケ先のモンゴルの広大な風景、チンギス刑事役で出演しバルサラハガバ・バトボルドさんなど現地俳優も大注目された。続編をきっかけに、今度は大変な親日国だというアゼルバイジャンがブームになるかもしれませんね」(同)

『THE TIME,』で堺は、安住アナを前に『VIVANT』の続編制作決定を伝えるのだろうか――。