■前作の島根県のように日本の“火の国”に注目か
今回の場合、アゼルバイジャンは「火の国」と呼ばれていることから、早くもこんな“考察”も――。
「日本の熊本県も、“火の国”と言われていますよね。諸説ありますが、世界有数のカルデラを誇る阿蘇山の存在が理由とも言われています。
前作ではベキの故郷として島根県が強調されていましたが、今回は、“アゼルバイジャン=火の国”で、同じ“火の国”である熊本県にフォーカスする展開もあるのではと。その場合、前作で消化不良だった感もあるヒロイン・柚木薫のルーツとして熊本が掘り下げられるというのも考えられますね」(前出のテレビ誌編集者)
二階堂ふみ(30)演じる薫は『VIVANT』本編3年前からバルカ共和国で医療に従事していた、WHI(世界医療機構)の医師。最後まで別班など裏の世界にはかかわらず、“真相を知らないただのヒロイン”という感じだった。
一方で、薫には“顔をしかめて赤飯を食べる” “偽装パスポートの『福田結奈』を『ユイナ・フクダ』と海外式で読む”など不自然なシーンが多かった。ドラマ公式ノベライズ下巻(扶桑社)のインタビューには、福澤監督が薫について、本編では語られていない“過去”があることを示唆する意味深なコメントも。
そのため、
《VIVANT、薫さんが関係してないわけなくない?と思ってる》
《VIVANT続編では薫先生がより重要になってくるというか、心情はどうであれ立場的に対立するのではと思ってるんだよな......》
《薫さんの存在がモヤっていたので、正体がはっきりしてほしいなぁ…》
など、続編での掘り下げに期待する声が多く寄せられているのだ。
「23年の『VIVANT』では主人公・乃木憂助の出生の秘密をメインに、日本とバルカの関係性が描かれていました。そちらは掘り下げ尽くした感もあるし、次回作でヒロインの過去が深堀りされるというのも、シリーズものでよくある展開ですよね。
海外ロケ地がほぼ確定状態である以外は謎だらけの『VIVANT』続編ですが、放送が始まるまで、こうした考察はまた活発化していくでしょうね」(前同)
報道通りなら放送は26年の7月期。そこまでに少しずつ情報が小出しされていくのだろう。だが、すでに“考察班”は動き出している――。