■視聴者からは「永野芽郁さんの事や最近のニュースとリンクするセリフがアツい」
華(永野)がそう語った後、記者から「けっこうなきれいごとですね。身内のことは庇いたくなるし、甘くもなるでしょう」と冷ややかな言葉が出て、周囲からも「そうだ!」と同意する声が飛ぶが、進藤(阿部)がフォローを入れることで風向きが変わる、という流れだった。
世間から糾弾されている仲間を、全員でフォローする。王道のシチュエーションと言えるのだが、
《なんか全てのセリフがめちゃめちゃブーメランに思えるんですが……》
《本来であれば良い配役だったんだろうけど、スキャンダルのせいで何も刺さらねぇや。全部ブーメランだから笑っちゃう》
《永野芽郁のセリフが「お前が言うな」って思って純粋に観れなかったブーメランドラマ》
と、やはり“ブーメラン”に感じるという声が寄せられたのだ。
「《永野芽郁さんの事や最近のニュースとリンクするセリフがアツい》というコメントもありましたが、華が発した《(真実を追求する市之瀬さんは)何が正しいか、それだけです。今、私もそうありたいと思っています。どうか、皆さまにも、市之瀬編集長の仕事ぶりで判断していただきたいです》とういうのは、永野さんの現実となかなかのリンクを感じさせますよね。永野さんも、今後の仕事ぶりを見てほしいというのはあるでしょうし……」(前出の女性誌編集者)
そんなブーメランも注目された『キャスター』だったが、未回収の伏線や、最終回で新たに登場した謎の人物(timelesz・寺西拓人/30)の存在もあり、続編制作は濃厚で、それに期待する声も多い。同作を手掛けた伊與田英徳プロデューサーは囲み取材を受けて、「現状、今はノーコメントです。でもできたらいいなとはもちろん思っています」とコメントを出している。
一方で、続編制作となっても、不倫疑惑報道で世間に大きなインパクトを与え、イメージが急落した永野を続投させるのは厳しい状況にあると考えられ、
《キャスター、続編出来そうだな 永野芽郁ちゃんの続投はどうなるかわからないけど》
《続編あったとしても 総合演出は異動だろうな》
《うわ続編フラグでぶつ終わりのパターンだ 永野芽郁もう出られないんじゃないの…?》
《続編?映画化?崎久保はどっか行った設定で消されるね。》
《続編があるとしたら、崎久保は海外に赴任してて、別の総合演出がヒロインとして登場する流れだな》
と、続編での華の異動による“消滅”を思う声は多い。
「シリーズの続編でヒロインが交代する、というのはよくある話です。 “異動になった”“出張に行っている”など、続編では“消えた”キャラクターの近況だけ明らかにするパターンは多いですね。現在の永野さんに近い例で言えば、斉藤由貴さん(58)の“出向”が思い浮かびます」(ワイドショー関係者)
斉藤は、内藤剛志(70)主演の刑事ドラマ『警視庁・捜査一課長』シリーズ(2012年7月~)に、大岩純一捜査一課長(内藤)の右腕・平井真琴役でレギュラー出演しているが、season3(18年4月期)のみ“警察庁へ出向した”という理由で出演しなかった。
斉藤は17年9月、報じられた50代医師との不倫を認め、NHK大河ドラマ『西郷どん』(2018年)への出演を辞退していたため、“大河を辞退した手前、同時期のドラマにも出られなかったのでは”と見る向きもあった。
「永野さんも出演予定だった大河ドラマ『豊臣兄弟!』(2026年)を辞退しています。その意味でも斉藤さんと構図が似ていますよね。
斉藤さんはその後、『警視庁・捜査一課長2020』(※事実上のseason4/20年4月期)から復帰しましたが、『キャスター』での永野さんの場合、正義感の強い“崎久保華”という役柄上、続編でもまた、セリフが“ブーメラン”だとなってしまう可能性が高い。それを考えると、継続出演はなかなか難しそうですよね……」(同)
視聴率的には最後に上げてゴールした『キャスター』。本編以外で何かと話題の多かった日曜劇場だったが、続編を含めた今後の展開に注目が集まりそうだ。