超大物2人の対談が、またも実現した。
人気ロックバンド、ユニコーンの川西幸一氏(63)と、2022年に『塞王の楯』(集英社)で第166回直木賞を受賞した作家の今村翔吾氏(38)。
レジェンド級のミュージシャンと人気作家のトークバトルは、時代小説ファンとして知られる川西氏の熱烈なラブコールで、2022年に初めて実現。今年が2回目となる。
WBC日本代表から意外すぎる創作の秘密まで展開した、貴重な対談を独占リポート。

 後半はファンからの質問コーナーがスタート。ダンス講師だった今村氏に「今もダンスをされていますか」との質問が飛んだが、これには「まったくしていないですね。実は2013年に右アキレス腱を断裂、加えて2014年に両目が網膜剥離になり、右目を一時失明するという事態に見舞われました」と衝撃の事実を明かした。

「幸い、手術で左目は後遺症もなく無事ですが、右目はちょっと薄いサングラスを掛けたように見えている。そのときに思ったのは、自分の夢である作家になるということを諦めたくないということ。入院して、体の変化と向き合う中で作家を目指したということもあるんです」という今村氏を川西氏が見つめる。

今村翔吾