■「5人じゃなきゃ100%のパフォーマンスはできないだろう」
嵐の活動休止は、2017年6月頃に大野が「一度自由な生活をしてみたい」とメンバーに打ち明けたことが始まりだった。その後、話し合いを重ねて、19年1月に正式に活動休止の意向が発表された。
会見で二宮は「5人でなきゃ嵐じゃないだろうと。5人じゃなきゃ100%のパフォーマンスはできないだろう」という結論に至ったと説明していた。
二宮に限らず、同会見でメンバーは“5人の足並みが揃ってこそ嵐”という思いを感じさせる言葉を残している。櫻井は「どれだけ時間をかけても、全員が納得する着地点を探さないといけない」、松本は「4人がやろうってなっても、リーダーが(復帰は)今じゃないってなったら、僕らがそのときまでにやってきたことの成果だと思います」、相葉は「ちょっとでも同じ方向を向いていないリーダーをずっと付き合わせるのは違うなと思った」と、大野を尊重しつつ、語っていた。
「今回の著書『独断と偏見』でも、二宮さんは“いまは休みたい”と主張する大野さんに無理強いするのを良しとせず、全員の気持ちが一つにならない限りは、自分たちやファンが求めているようなものは作れないだろう、というふうに発言していましたね。
大野さんの活動再開を巡っては一時期、嵐とジャニーズ事務所が対立するような構図になっていたとも言われていて……そこでも、二宮さんは間に立って、事務所サイドを諫めることもあったといいます」(前出のワイドショー関係者)
大野は芸能活動に疲弊して心身ともにボロボロの状態にあったこともあり、2020年末に活動休止してから、完全に芸能界から距離を置いていた。“沖縄・宮古島での生活を満喫している”と何度も報じられたほか、21年8月には交際していたとされる女性との千葉県のマザー牧場でのデートの様子が伝えられたこともあった。
また、嵐のデビュー22周年記念日である21年11月3日、都内でライブ映画『ARASHI Anniversary Tour5×20FILM“Record of Memories”』の上映後にメンバーが集結するサプライズが行なわれた際も、大野は姿を見せることなく、メンバーが手紙で近況を伝えていた。