ダウンタウン松本人志(59)が、3月19日をもって『ワイドナショー』(フジテレビ系)から卒業した。

 卒業を決めた理由について、松本は「最初は楽しかったですよ。最初は自分の中でストレス発散になる番組やったんですけど、だんだんとストレスをためる番組になったことは否めなくて。こういう問題もありますからね」とコメントし、自身の前に置いている「キリトリ記事禁止」と記したボードに触れた。

 また、同時間帯に放送されている爆笑問題が司会を務める『サンデージャポン』(TBS系)との視聴率比較にも言及。

「最後の最後だから言いますが、ずっと、裏の『サンジャポ』に視聴率で負けてるって、ずっとニュースにされてきたけど、逆やからね。『サンジャポ』をやっている人には申し訳ないけど、コア視聴率でずっとダブルスコアで勝ってきたのに、ずっと“『サンジャポ』に負けてる。『サンジャポ』に負けてる”と書かれて」と続けた。

 さらに「ひどいニュースでは“松本は1回も視聴率で『サンジャポ』に勝てないまま卒業していくのか”と書かれてて、めちゃくちゃやわ。おっさん泣きそうやわ。俺はまあ百歩譲っていいけど、出演者のみなさんやスタッフは悔しいやろうなって思うんで、最後に代表して言っておきたいなと。そこはネットニュースの人、コア視聴率、視聴率のことを書くなら一番重要なコア視聴率を勉強して書いてほしいなと思います」と思いを吐露していた。

※画像は松本人志の公式ツイッター『@matsu_bouzu』より

■今や「視聴率=コア視聴率」に

 コア視聴率とは、13~49歳の男女(ファミリー層)の個人視聴率を指す。消費活動が激しく、商品購買意欲の高い視聴者層で、スポンサー企業や広告代理店がテレビCMを出稿する際の指標の1つとなっており、民放各局はこれまでの世帯視聴率より、コア視聴率を重視している。

「局によって13~49歳だったり13~59歳だったり、年齢の範囲は微妙に違いますが、一般的には13~49歳の男女がコア層で、彼らの個人視聴率がコア視聴率ということになります。今やテレビマンが言う“視聴率”はコア視聴率を指し、各局はコア視聴率を重要視しています。

 そして松本さんが言う通り、より若い層の個人視聴率を見てみると『ワイドナショー』は『サンジャポ』を上回っているんです」(制作会社関係者)