6月ももう終わりということで、多くの春ドラマが最終回を迎えている。2025年4月期も多くの話題作が放送されたが、出演女優を巡ってはTBS日曜劇場『キャスター』(夜9時~/6月15日終了)でヒロインを務めた永野芽郁(25)が不本意な形で大きな注目を集めてしまった。
「阿部寛さん(60)主演の『キャスター』は“報道”がテーマの作品。永野さんはニュース番組の総合演出で正義感の強い女性・崎久保華役で出演していましたが、放送中に大スキャンダルが報じられてしまい、ドラマも大きな影響を受けてしまいましたね」(テレビ誌編集者)
永野を巡っては、4月24日と5月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)にて田中圭(40)との不倫疑惑が報じられた。双方の事務所はいずれも不倫、熱愛説を完全否定したが、2人の密着写真、彼らのものとされる生々しいLINEのやり取りなども誌面に掲載された。
「不倫疑惑で永野さんのイメージが急落しただけでなく、『キャスター』内で彼女が演じる・崎久保華の正義感の強いセリフが毎回のように“ブーメラン”だと話題に。そのせいで、純粋にドラマを楽しめなかった視聴者も多かったですよね。《まだ永野芽郁を出し続けるのか? もう見たくない》《崎久保は転職した事にして降板してほしい》など、辛辣な声がXにも寄せられました。
そんな永野さんの一方で、見逃し配信・TVerでのお気に入り登録者TOP3(6月25日時点、以下同)を見ると、3作品とも女優が輝く作品だったんですよね。彼女たちが“春ドラマの勝ち組3女優”と言えそうです」(前同)
【以下、複数の春ドラマのネタバレを含みます】
女優が輝いたTVerでも人気の25年春ドラマ――まず、フジテレビの月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(6月23日終了)では、中井貴一(63)とダブル主演を務めた小泉今日子(59)があらためて存在感を発揮した。TVerのお気に入り登録者数は126万で、春ドラマ1位である。
同ドラマは、古都・鎌倉を舞台に、テレビ局プロデューサー・吉野千明(小泉)と、鎌倉市役所で働く公務員・長倉和平(中井)の恋を描いたロマンチック&ホームコメディ。
第1弾は2012年1月期に放送され、14年4月期に『続・最後から二番目の恋』が放送。今回の『続・続・最後から二番目の恋』は約10年ぶりの続編である。
「小泉さんは、60歳を迎えて“老後”を考える主人公・千明を好演。これから先の人生を考える姿、和平とのつかず離れずの大人の恋愛模様が人気を博しました」(同)
最終回では、和平が千明に「いつか心が解けて、怖さが薄くなったら、一緒に暮らしましょう。起きたとき、すっぴんのあなたがいる暮らしがしてみたい」と、ついに事実上のプロポーズ。千明が照れながらも了承し、「その前に旅行とか行きましょうよ。すっぴんに慣れるためにも」と言い、海外旅行の計画を立てる――という場面で物語は終了。最後には「またいつの日か…鎌倉で」と、続編を示唆するテロップも出た。
等身大の女性の”老い“をナチュラルに演じた小泉には、
《照れながらの返事がリアルで可愛かった。小泉今日子さんの魅力がぎゅっと詰まってた》
《小泉今日子さんが毒舌キャラなのに、どこか憎めないのが演技の魔力って感じた夜…》
《本当に良いドラマだった。千明と和平を見ていると、歳を重ねていくのも楽しそうだなと思えてくる。ほんとにしょうもない軽口を叩き合える関係って良いですね。小泉今日子が着ると、ちゃんちゃんこもスタイリッシュに見えるんだな》
といった絶賛の声が多く寄せられている。