■広報担当者「全方位に“感謝”をお伝えする」企画

 あまりにも『仮面ライダーエグゼイド』を連想させるCMにSNSでは、

《期間限定のライフネット生命のCM見てあまりに内輪ノリ過ぎて笑ってしまった「あれから10年」って何から10年なんでしょうねぇ?これ東映噛んでないんですよね?》
《俳優の安否を確認しつつ「みんな頑張ってるからいつでもアニバーサリー作れますよ?東映さん?」てアピールをしてるのではないか説》
《ライフネット生命が東映にエグゼイド10周年記念で何か撮れって圧かけてる》

 といった指摘が相次いでいる。

 筆者は、『ライフネット生命』のCMに飯島と松田が起用された昨年3月、同社にキャスティングについて取材を行なっている。その際には、『ライフネット生命』のCMに出演していた博多華丸・大吉の華丸(55)が、主人公の上司で2号ライダーの父親でもある病院長・鏡灰馬を演じていたことから、彼らと共演歴のある俳優として飯島らを選んだ、という回答があった。

 しかし、博多華丸・大吉はすでに同社のCMには出演していない。それなのに、岩永が今回キャスティングされたのは、やはり『エグゼイド』を強く推すためなのではないか――。そこで、あらためて同社に取材を申し込んだところ、同社のブランドマネジメント部から回答が得られた。以下、やりとりである。

――すでに博多華丸・大吉さんはCMに出演していませんが、岩永さんをキャスティングされた理由を聞かせてください。

「博多華丸・大吉さんの当社CM出演は2024年を以てお休みさせていただいております。これまで当社CMに長年ご出演いただき、また、このようにエグゼイドという番組での共演繋がりで松田るかさんや飯島寛騎さんという素敵な方々が当社CMに出演するきっかけを作ってくださったことに、感謝の気持ちしかありません。

 華大さんたちが当社に与えてくださったポジティブな影響は現在も続いています。華大さんのCMが好きでした、華大さんのCMがきっかけで保険に申し込みました、というお声をいただくことはいまだにございます。

 華大さんが視聴者の皆さまの心に残られていて、現在、松田さんと飯島さんのお2人のCMもこれだけ多くのファンの皆さまに喜んでいただけているということをふまえ、今ここでライフネット生命として、全方位に”感謝”をお伝えするにはどういった企画が良いだろうかと考えました。結果として、今回の期間限定スペシャルコンテンツの制作に至ったというところです。

 岩永さん(もとい、檀黎斗さん)については、以前よりXで登場を願うお声がたくさんございました。もちろん他の方々のお名前もご希望としていただいておりましたが、今回の動画のシナリオを考えるにあたり、岩永さんが演じられた檀黎斗という神の存在が、その感謝のお伝えにもっとも良いのではないかと思い、オファーさせていただきました」(担当者、以下同)