■のぶの祖父・釜次の“退場”を不安視する声も
「眞栄田さんの出演決定に沸く『あんぱん』ですが、第16週(7月14日~18日)には妻夫木聡さん(44)演じる八木信之介や、阿部サダヲさん(55)演じる“ヤムおじさん”こと屋村草吉といった人気キャラの再登場も予告されています。
また、序盤から登場してきた、吉田鋼太郎さん(66)演じるのぶ(今田)の祖父・釜次には、これまでの描写から第16週での“退場説”も浮上していて……。多くの視聴者に注目される週となりそうです」(前出のテレビ誌編集者)
釜次は主人公の実家「朝田石材店」の石工。高齢だが、現在も一家の大黒柱として家族を支え続けている。のぶの良き祖父として、視聴者からも愛されてきた。
しかし、7月9日放送回では釜次が咳き込むシーンがあった。しかも、それは物語序盤に急逝した、のぶの父で釜次の息子である結太郎(加瀬亮/50)の形見であるソフト帽に「結太郎、のぶをうんと褒めちゃれ」と語りかけてから苦しそうに咳き込む、というあまりにも意味深なもの。
《予告のやむおんちゃん、釜じいのお迎えとしての幻影の可能性もあるんだ……》
《ヤムさん再登場は嬉しいけど、釜じいはちょっと気になるなあ...》
《予告に八木さんもヤムおんちゃんもいた〜!来週会えるの楽しみ釜じいだけ…死なないで》
といった、心配する声が寄せられている。
「これまでも『あんぱん』では、のぶや嵩(北村)など主要人物と、大切な人との“別れ”が何度も描かれてきました。その多くは唐突で理不尽でもあるものでしたが、そうした辛い経験を経て、のぶと嵩は人間的に成長しているところがあり、それが物語に深みを与えていますよね」(前同)
戦後編を経てのぶと嵩が新聞社に就職した背景にも、故人の存在が大きく関わっている。
のぶは病死した夫・若松次郎(中島歩/36)の影響で速記を勉強していたことで、「高知新報」の編集局主任・東海林明(津田健次郎/54)との接点が生まれ、就職へとつながった。さらにさかのぼれば、のぶが次郎との結婚を決意した決め手は、幼少期に亡くなった父・結太郎と雰囲気が似ていたから。