俳優の仲野太賀(32)が主演を務める2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』がクランクインしてから、もうすぐ2か月になる。

『豊臣兄弟!』は豊臣秀吉の弟・秀長(仲野)が主人公。「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く夢と希望の下剋上サクセスストーリー。

「『豊臣兄弟!』は6月5日にクランクイン。山形県の寒河江市や鶴岡市などで撮影が進められていたようですが、クランクイン直前には出演が決まっていた俳優・永野芽郁さん(25)が降板するというとんでもないゴタゴタもありましたよね」(制作会社関係者)

 4月24日と5月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が永野と俳優・田中圭(41)の不倫疑惑を報道。双方の事務所は報道を否定したものの、永野と田中が出演していたCMの放送が見送られるなどの事態に発展。

 不倫疑惑騒動を所属事務所は重く受け止め、5月19日に『豊臣兄弟!』の公式サイトで《永野芽郁さんの所属事務所から、5月18日、出演を辞退したいという申し出がありました。NHKとして検討した結果、この申し出を受け入れることと決定しました》と発表された。

 永野が演じる予定だったのは主人公・小一郎(後の秀長)の幼なじみ・直役。史実にはいないドラマオリジナルキャラクターで、公式サイトには《男勝りな性格だが、小一郎のことをひそかに慕っている。乱世に翻弄される悲劇のヒロイン》とある。

「永野さんが演じる予定だった直は、主人公の小一郎の“初恋の相手”。おそらく、序盤の重要な役だったと考えられます。

 永野さんの降板が明らかになった4日後の5月22日、その直役を白石聖さん(26)が演じると発表されました。永野さんの出演予定で諸々の準備が進められていたものの、クランクイン直前で降板。永野さんと仲野さんは同じ事務所所属ですし、不倫疑惑の衝撃は凄まじいものがありましたからね。“同じ事務所の先輩の主演作に迷惑はかけられない”と降板に至ったと見られています。

 大河の撮影は長期間に及びます。不倫疑惑報道があまりにも大きな話題になった永野さんが『豊臣兄弟!』に出演していれば、撮影中も、放送が始まってからも彼女の件が話題に上ったでしょう。大河ドラマの内容よりも、永野さんの動向が注目されるようであれば、やはり良くないですからね……。

 ただ、大河の制作サイドの永野さんへの評価は高かったといいますね。『豊臣兄弟!』の序盤戦のかなり重要なキャストとして見ていたのではないでしょうか。しかし、永野さんサイドの強い意思、そしてドラマ全体のことを考えて、降板の申し出を受け入れたようです。

 大河の制作サイドが永野さんに期待していたのは、おそらく“華”の部分。芸能界、ドラマ界では“永野さんには華がある”と言われてきたんです。だからこそ、『豊臣兄弟!』の主人公の初恋の相手にキャスティングされたんでしょう。

 それが急遽、降板。そして、白石さんが代わってキャスティングされたと。白石さん自身は相当なプレッシャーを感じて今、仕事をしていると思われますが、彼女が永野さんのように作品に華を添えられるのかどうかが、注目されているといいますね」(前同)

※画像はTBS日曜劇場『キャスター』の公式Xより