■すでに『新潮』のインタビューで手腕を発揮していた
井ノ原は、『デイリー新潮』のインタビュー中に記者がぶつけてきた『文春』での退所報道について、
《はい。１２月中旬にＮＨＫの音楽番組『ザ少年倶楽部』に出演する彼らの楽屋に仕事の提案をしに行った際に、突然、向こうから切り出されました。びっくりしましたけど、『そうか、わかったよ』って。話し合いは短時間でしたが、彼らが真剣に将来を考えて大事な決断を下したとわかった。寂しい反面、同じ男として、同じジャニーズとして彼らを気持ちよく送り出したいと思っています》
と、時期や状況まで含めてしっかりと説明。
キンプリの脱退や、「タレントたちがジュリー社長へ反発している」という話についてもそれぞれ、
《（キンプリについて）仲間が離れていくのはもちろん寂しいことですが、これからも芸能界で共に戦っている仲間であることに変わりはないです（中略）。思う存分やればいいと思う。人生若いうちが勝負なんだから》
《（ジュリー氏について）誰かの人生を邪魔して築きあげてきた“帝国”であれば、とっくに崩壊しているはずですよ》
と、きっちりフォローして見せた。
「井ノ原さんは、Ｊｒ．の育成部門を担当するジャニーズアイランドの社長ではありますが、オーナーは親会社の社長であるジュリーさんだし、やはり、最も期待されているのは表の“広報”としての側面なのではないでしょうか。
今年は、キンプリの３人、ＩＭＰＡＣＴｏｒｓに加え、さらなる退所者が出るのは必至だと見られています。その際は、井ノ原さんが矢面に立ち、コメントをして、事務所のイメージを守っていかなければいけない。どう考えてもツラいポジションになるとは思われますが、多くの人が口を揃える人の良さと、長年の芸能活動で学んだバランス感覚で、なんとか乗り切って欲しいですね」（前出の芸能プロ関係者）
井ノ原が所属していたＶ６は“年長組のトニセン”と“年少組のカミセン”の３対３で分かれていたが、井ノ原は年齢的にちょうど中間のポジションにいた。そのため、リーダーで最年長の坂本昌行（５１）と、まだ未成年でヤンチャ盛りだったカミセンたちをつなぐ中間管理職のような役割が自然と培われていったことで知られている。
“Ｖ６のイノッチ”を卒業し“井ノ原社長”になっても、“中間管理職”の立ち位置は変わらないようだ――。
