■ヒロミの事務所を直撃 出した回答

 アクセルジャパンを運営する株式会社ブランジスタは、8月1日に「当社サービスを利用する企業への消費者庁による注意喚起について」という文書をHPにて発表。本件を「重大な事案」とし、ベアーズホームに対して使用中止を通告するとともに契約解除を決めたという。

 なお同社によると、ベアーズホームに関してはすでに消費者からの問い合わせを受け、事実確認と改善要望を行なった経緯があったという。ベアーズホームからは発生防止のためのマニュアルが提示されるとともに、その運用を徹底する旨回答があり、同社ではその回答をもって参画継続を了承していたという。

「そのため、当社としては改善がなされるものと認識しておりました」という同社は、今回の消費者庁の公表により改善がなされていないことを受け、「法的手続きも視野に入れた必要な対応を検討してまいります」とする。

 一方でヒロミの所属事務所・株式会社ビィー・カンパニーはこの事態をどう受け止めているのか。担当者は、「ヒロミは2022年10月より、アクセルジャパンのアンバサダーとして同プロジェクトに参加している」ことを認めつつも、「参画企業と弊社の契約はない」と言う。

「アクセルジャパンと弊社の契約はありますが、参画企業と弊社の契約はございません。アクセルジャパンのプロジェクトに関する業務はアクセルジャパンに委託しております」(前同)

 ベアーズホームが消費者とトラブルを起こしていることを認識しているのかについても聞くと、

「弊社にも消費者様よりクレームのお問い合わせがございまして、アクセルジャパンに報告、事実関係の確認、対応をお願いしておりました。今後は参画企業の精査を徹底し、二度とこのようなことのないように再発防止に努めていただきたい旨をアクセルジャパンにもお願いしております」(同)

 当サイトはアクセルジャパンを手掛ける株式会社ブランジスタに対し、参画しているタレントを広告に起用する企業の与信管理などについて質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。