■山田の“主演作連続爆死”には同情的見方も

 前出のドラマ制作会社関係者が続ける。

「長尾さんは以前から、役者業を頑張りたいと公言しています。そして彼が所属しているのは、ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏が激推しするなにわ男子ですよね。

 加えて、山田さんはこのところ作品に恵まれていない部分がありますよね。ドラマや映画が大コケし続けている低迷期にあります。だからこそ、数字の取れそうな橋本さんが主演するドラマに山田さんが出演することを、ジャニーズ事務所サイドも望んだのかもしれません」

 山田といえばHey!Say!JUMPでトップクラスの存在感を誇っているが、ドラマでは、2022年10月クールの『親愛なる僕へ殺意を込めて』(フジテレビ系)が平均世帯視聴率3.8%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)の大爆死。

 映画も、2022年には漫画原作の実写化映画『鋼の錬金術師 完結編』と、オリジナル映画『大怪獣のあとしまつ』で主演を務めていたが、この2作も数字面では惨敗という評価が下されてしまっている。

『鋼の錬金術師』は“そもそも西洋が舞台なのに実写化に無理がある”と原作ファンが難色を示したり、『大怪獣のあとしまつ』に至っては、“懲役2時間の地獄”と称されるほどシナリオのクオリティに対する評価が恐ろしく低かったことから、興行収入だけでなく、作品評価そのものが低いことで知られている。

「“演技も顔もいいのにロクな台本を渡されなくてかわいそう”という同情的な声が多く、山田さんの好感度はむしろ高いままなのが皮肉ですね……。そうした山田さんの厳しい現状を、事務所サイドも覆したいのではないでしょうか」(前同)

 しかし、さまざま言われる橋本や山田のキャスティング話は、すべて局や事務所の都合とも言えそうだ。

「制作サイドの思惑と原作ファンの“理想のキャスティング”のすれ違いが、今回の、ドラマ放送前からブーイングが上がる、というとても不幸な事態を招いてしまったのかもしれませんね……」(前出の女性誌編集者)

 ルックスだけでなく、高い演技力が評価されている橋本と山田。素晴らしい演技で、この荒れ事態を鎮められるか!?