■“ジャニーズ時代から続くシリーズの続編をやる”という意味

 この“辞めジャニ”とは、元SMAPである草なぎ剛(48)のことだ。

 草なぎは、3月27日で最終回を迎える今年1月期放送の『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)に主演として出演中。これは、2017年にジャニーズ事務所を退所してから6年ぶりとなる民放連ドラ主演復帰ということになる。

「日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得している草なぎさんは、誰に聞いても“素晴らしい俳優”と称されますよね。そんな彼が6年もの間、民放ドラマで主演できなかったわけです。それは、SMAPが解散し、2017年に香取慎吾さん(46)、稲垣吾郎さん(49)とともにジャニーズ事務所を飛び出した“影響”ですよね。

 ただ、今、ジャニーズ事務所が“草なぎにドラマの主演をさせるな”なんて圧力をかけるようなことは絶対にありません。2019年7月に公正取引委員会がジャニーズを注意した出来事以降、ジャニーズに限らずですが、芸能プロダクションがそうした行為をすることは絶対にない。もしまたそんなことをして、それが明るみに出れば、会社の存続にかかわってくる話になってしまいますからね。

 しかし、テレビ局サイドの強い忖度は今でも変わらずにある。しかもそれは、東京の民放キー局に限った話ではなく、カンテレのような準キー局にも及んでいます。

 ですが、カンテレのドラマ制作現場としては、どうしても草なぎさんと一緒にドラマをやりたかったそうです。それで、現場主導でどんどん話が進んでいったといいますね。そこで、取引とまでは言い過ぎでしょうが、各方面が納得できる“調整”があったという話なんです。それが、“『火ドラ★イレブン』枠でジャニーズタレントに主演をしてもらう”ということだった、と聞こえてきています」(前出の制作会社関係者)

 草なぎ主演の連続ドラマを制作するためだけに、7月クールと、翌年1月クールの枠でジャニーズタレントに主演をしてもらう――それは少々強すぎる忖度のように思えるが、「いや、これはカンテレが無理を承知で“業界タブー”を行なおうとしたからですよ」と話すのは、芸能プロ関係者。

「まず大きいのは、『罠の戦争』が完全にまっさらな状態からスタートしたドラマではない、ということです。『罠の戦争』は、2015年の『銭の戦争』、2017年の『嘘の戦争』に続く“戦争シリーズ”の第3作目。世界観もキャラも全く異なりますが、“草なぎ演じる主人公による復讐劇”として公式にシリーズとして扱っています。

 ここで問題になってくるのは、『銭の戦争』と『嘘の戦争』が草なぎさんがジャニーズ事務所に所属していた時代に企画・制作されたドラマである、ということなんです」

『銭の戦争』と『嘘の戦争』に、ジャニーズ事務所は草なぎ以外のジャニーズタレントをわき役で出演させたり、『銭の戦争』では主題歌がSMAPの『華麗なる逆襲』だったりと、事務所もドラマに協力的だった。ちなみに前出の菊池も2017年に放送された『嘘の戦争』に出演している。