今年前半の残念ドラマといえば、豪華キャストを揃えたのに視聴率や配信で苦戦した、阿部寛(61)主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系)だ。永野芽郁(25)の不倫疑惑騒動が話題になったが、不評を買ったのはそれ以外の要素が大きい。

 同ドラマは、テレビ局の報道番組『ニュースゲート』を舞台に、真実を伝えるためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行なう、型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が、闇に葬られた真実を追求し、悪を裁いていく社会派エンターテインメント。阿部は日曜劇場に3年ぶり6回目の主演となる。

 永野の不倫疑惑報道があったのは4月23日で、第2話の放送後だった。第3話以降、「間違わない人はいない」「あなたはズルい!」「人のものを取ってはいけない」など、不倫疑惑へのブーメランのようなセリフがツッコまれていたが、すでに初回が放送された段階で、トンチキぶりが多く指摘されていた。

 たとえば初回では“裏金疑惑”と“大学病院との癒着”が同時進行で描かれたが、展開が二転三転して話がきわめてわかりにくかった。さらに、番組の中継リポートをADに担当させるなど、進藤、総合演出・崎久保華(永野)、新米AD・本橋悠介(道枝駿佑/22)らの行動が、いちいち軽率でリアリティに欠けていたことなど。