今田美桜(28)が主人公を演じるNHK連続テレビ小説あんぱん』。同ドラマには妻夫木聡(44)や松嶋菜々子(51)など豪華俳優陣が出演しているが、ここにきて大活躍のMrs.GREEN APPLEのギターボーカル・大森元貴(28)など、意外な出演陣の演技も視聴者を驚かせている――。

『あんぱん』は国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親である漫画家・やなせたかしさんと小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻がモチーフ。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じている。

【以下、『あんぱん』ネタバレを含みます】

 物語は8月13日放送回(第20週)から、1960年(昭和35年)に突入。史実では作曲家・いずみたく氏と作詞家・永六輔氏によって制作・公演されたミュージカル『見上げてごらん夜の星を』に、嵩が舞台美術として参加することに――という物語が展開中。

 いずみ氏がモデルの“いせたくや”は大森、永氏がモデルの六原永輔を、藤堂日向(29)が演じている。

 たくやは、両親の影響で芝居と音楽が大好きな学生として8月4日放送回で初登場し、現在はCMソングも手掛ける売れっ子作曲家に。親友の永輔と「日本で初めての、日本人による日本人のためのミュージカル」を作ろうと意気込んでいる。

「大森さんはトップアーティストですが、最近では映画『#真相をお話しします』(4月25日公開)で主演に抜擢されるなど、俳優としても存在感を増しつつありました。

『あんぱん』では、たくやが大森さんと同じ“音楽家”ということもあり、放送前から期待する声は多かったですが、実際、視聴者からは大森さんの振り切った演技が大好評。コメディ作品を得意とする福田雄一監督(57)も絶賛しています」(女性誌編集者)

 福田監督は8月13日に自身のXにて、《しかし、大森元貴さんって、コメディ出来るんだなあ》と、大森の演技を称賛。

 また、同日の放送回では、たくやがミュージカルの稽古中に「もう全く楽しさが伝わらないね。君たちに技術があるのは分かった。技術なんていらない。君たち自身がこう楽しまなきゃ意味がないんだよ」と話すシーンや、たくやがのびやかな声でCMソングを歌う場面もあり、

《今日のあんぱんは大森Pがいましたねぇ》
《最後の大森さんの指導のシーン絶対あれ普段の大森元貴でしょ》
《今日の大森さん(いせたくや)がCMソング歌ってるとこ、ただのミセスだった》

 など、大森とのシンクロ感も注目された。

「同じく8月13日放送回では、初登場となった永輔役の藤堂さんの演技も視聴者を驚かせました。その要因は、モデルとなった六輔さんの軽妙な語り口と歯に衣着せぬトークを完璧に再現していたこと。そして、藤堂さんの一般層からの知名度が低かったことも大きいですよね」(前同)